最初の投稿2020年10月16日 2021年8月17日編集
こんにちは!
今日はミラーニューロンの働きについてお話します。
前回の記事↓で、
私の個人的な経験上
いろいろな事情で
基本理念に沿ってあげられない時でも
基本理念の気持ちを持って接するだけで
かなーり違うと感じています。
そして
こちらのストレスレベルも減ります。
と豪語(笑)してしまいましたので
ご説明しますね。
私はコロラド州の公立の学区が運営する
3−5才児を対象としたプリスクールで
メインの先生やスペシャリスト
アシスタントなどがお休みした時に
代わりに入るサブスチチュートの仕事をして
何十ものクラスで
延べ400人以上の子どもたちと
接してきました。
その中のほぼ半数が
なんらかのサポートを必要としている
(例えばスピーチセラピー、問題行動、
学習障害、ADHD、自閉スペクトラム、
ダウン症、などなど)
子どもだと聞きました。
(アメリカは同じ州内でも学区によって運営方針が違うので、他の学区では違うかもしれません。)
プリスクールでは
毎日のルーティーンが
だいたい決まっていて
室内で自由に遊べる時間
お片付けの時間
サークルタイムと言う
先生を中心に床に座って
今日のスケジュールを確認したり
カレンダーで
今日は何月何日なのかを確認したり
歌ったり踊ったり
アルファベットとその発音を習ったり
社会性について習ったりする時間
スナックの時間
テーブルタイムと言う
お絵かきやねんどやハサミを使って
決められた工作をする時間
外遊びの時間
帰りの会の時間などが
スケジュールに組み込まれています。
プリスクールは2時間45分なので
その間に
これらのスケジュールをこなすわけです。
結構 過密スケジュールです。。。
そうなると
英語でTransitionと言うのですが
一つのアクティビティーから
次のアクティビティーへ移ることが
難しい子がたくさんいます。
例えば外遊びの時間が終わって
部屋に戻らないといけない時は
大変です。
うちの学区のプリスクールは
公立の小学校の中にあるので
校庭を小学生と共有しています。
だから
外遊びの時間は
小学校の子どもたちの
スケジュールの兼ね合いもあって
自由に変えるわけにはいきません。
部屋に入らないといけない5分前に
クラスメイトに声掛けする
5Minute Helper
という係になった子が
一人ひとりに
あと5分で部屋に戻るよ
と声を掛けますが
時間になっても
部屋に帰りたくないとゴネる子や
逃走する子
座り込んで動かない子など
さまざまです。
その子達を一列に並ばせて
みんなで一緒に
部屋に戻るのですが
時には列からまた逃走する子や
テコでも動かない的な子もいます。
そうなると
その子と先生一人を残して
みんなは部屋に戻ります。
私は個人的には
3−5歳児に
ここまでのカリキュラムを
要求することには疑問があって
この年齢の子どもたちは
もっと自由に体を使って
遊びまくることによって
学ぶほうがいいのではないか
と思っているので
まだまだずっと
外で遊んでいたいその子の気持ちは
すごーくよくわかります。
だから
最終的には逃走してる子を捕まえて
あの手この手で
部屋まで戻らないといけないのですが
心の中では
「そうだよねー。
まだまだ外で遊びたいよねー。
わかるよー。
こーんな小さい子に
こんな要求するのは無謀だよね。
私も本当は気が済むまで
外で遊ばせてあげたいけれど
そうしてあげられなくてごめんね。。。」
と思っています。
心のなかで共感していると
逃走している子を
走っておいかけて
捕まえている時でも
半分かかえるようにして
ごまかしごまかし校舎に向かう時も
自分の心の中はイライラしないし
愛情を持った安定した状態でいられます。
外から見たら
子どもをあの手この手で
半ば無理やり教室に
連れ帰っているのですが
心の中では
子どもの気持ちに寄り添って
共感しています。
そうすると
不思議なことに
子どもは
怒り大爆発マジギレ大騒ぎに
ならないんです。
イヤイヤながら
抵抗しながら
亀の歩みですけれど
教室まで来てくれますし
大抵は途中で気が変わって
普通に歩いてくれます。
これには ミラーニューロン
の働きが関係しています。
長くなってしまったので続きはこちら↓
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