【写真展で世界旅行する】: ウェス・アンダーソンすぎる風景展 | 世界あちこち散歩

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ウェス・アンダーソンすぎる
景展」(5月26日まで開催中)と
言う、面白い名前の展覧会
行ってきました。

ウェス・アンダーソン」とは
アメリカ合衆国の映画監督で、
独特な映像美で世界中にファンが
いるそうです。

その監督の映画に出てきそうな場所
の写真を集めたインスタグラムの
コミュニティがあり、それらの
写真の中から300点余りが展示され
るとの事。

彼の映画を観た事もないので、
何がそんなに凄いのかわからぬ
まま、取り敢えず行ってみました。

会場となっているのが
寺田倉庫G1ビル」。
東京モノレール又はりんかい線の
天王洲アイル」駅が最寄駅です。

まだ本格的にゴールデンウィークに
入る前でしたが、会場は結構混んで
いて、来場者の9割位は女性でした。



作品を少し見ただけで何となくその
理由がわかった様な気がしましたが、
とにかく作品がお洒落。

パステルカラー系が多く、被写体を
真正面から撮り、左右対称のものが
殆どであり、インスタ映えしそうな
作品がずらっと並んでいるのです。

幾つかに別れた各展示ゾーンは壁の
色がそれぞれ異なっており、これが
更に作品を引き立たせています。










正直言って、事前にインスタグラム
で何枚か写真をチェックした時には
個々の写真はそれ程特別なものには
見えなかったのですが、素晴らしい
会場の演出もあって、沢山の統一感
のある写真に圧倒されました。

どんな展覧会に行っても30分程で
観終わってしまう私には珍しく、
2時間近く会場に滞在しました。
(作品は全て撮影可です)

こうなると、やっぱりウェス・
アンダーソン監督の映画を観て
みたくなり、帰宅後早速アマゾン・
プライム・ビデオで彼の代表作
グランド・ブダペスト・ホテル
を観ました。

変な話、ストーリーが頭に入って
来ないぐらい(笑)、映画の中の
各シーンの映像が美しくて、
惹き付けられました。

私自身、写真を撮るのが好きで、
自己流ではありますが、世界各地で
多くの写真を撮ってきました。

今回の写真展を観て、今までの自分
の撮り方とは決定的に違う点が
1つあると認識しました。

私の場合、建物を撮る時はなるべく
全体像を収めるようにしたいので、
ちょっと遠くから撮ったり、
斜めから撮ったり。下から上に
向かって撮ったりする事が殆どです。

そうするとどうしても
ウェス・アンダーソンらしくない
写真」になってしまいます。

例えば以下の写真。


これをトリミングして、色調も少し
淡くしてみたのが以下の写真。


どうでしょうか?
ちょっとウェス・アンダーソンぽく
なりました。

更に背景を加えてみたら、かなり
ウェス・アンダーソン!


今後は今までの撮り方に加えて
ウェス・アンダーソンっぽい写真も
撮ってみようかなと思っています。