【驚異の頭上運搬術を目撃する】: ガーナ | 世界あちこち散歩

世界あちこち散歩

国内外の色々な所で見聞き・体験したヒト・モノ・コトを綴ります

ガーナ」と言う国を実際に
訪れる日本人は少ないですが、
その国名自体は多くの日本人に
とって、馴染みの深いものだと
思います。

 

1つは、お菓子メーカーの

ロッテ」が昔から販売している

ガーナチョコレート」の影響。


 https://www.lotte.co.jp/products/brand/ghana/


この為、ガーナが

チョコレート大国」の様に

誤解されていますが、

ガーナは、原料の

カカオ」の主要生産地では

ありますが、チョコレート自体は、

現地で製造されているものは

少なく、又、高価なので、

現地の人達がチョコレート

ばかり食べているという事は

決してありません。

 

もう1つは、小学校では

必ず習うであろう、

野口英世」博士の影響。

 

(上野の国立科学博物館前
にある銅像)

黄熱病」の研究中に自らも感染し、

今のガーナにあたる、

英領ゴールド・コースト」で

亡くなりました。

 

さて、2011年にガーナを訪問

した際、一番関心を持ったのは、

頭上運搬」をしている人達が

多い事でした。

 

この頭上運搬については、

西アフリカだけだ!」とか

東アフリカだけだ!」とか

アフリカだけだ!」とか、

色々な説があるのですが、

実際には、世界各地で残って

いる風習の様です。

 

インドや東南アジアでも

見られますし、日本でも、

昔はもっと見られた様で、

今でも一部の地域では

残っているそうです。

 

ですので、決して、ガーナが

突出して多い訳では無いと

思いますが、何故かとても

気になり、色々なパターンを

写真に撮りましたので、

ご紹介させて頂きます。

 

まずはこれ。

この程度なら、多くの

開発途上国で見られる、

基本形でしょう。



次にこれ。

通行する車に対して

ペットボトルの水を

売っている人です。

氷も乗っているので、

結構な重さになると

思います。



次にこれ。

乗せているものは、

キッチン用のスポンジ等

ですので、重さ自体は

大した事が無さそうですが、

個数が多いので、

落とさない様にするのが、

かなり難しそうです。

技能賞!



そしてこれ。

かなりの重量になり、

バランスを取るのも難しい、

超高難度の技。

文句なしの優勝!

 


いかがでしたでしょうか。

 

ガーナ滞在中は、特に

現地ならではの変わった料理は

食べなかったのですが、

現地のビールはとても

美味しかったです。

 


又、ガーナを発つ前日、

海辺のレストランで食べた

シーフードは絶品でした。





尚、野口英世博士が

研究していた黄熱病ですが、

博士の死後9年経った

1937年にワクチンが

確立されました。

 

今でも、アフリカや南米等、

一部の国に渡航する際には、

黄熱病のワクチンの接種が

義務付けられていて、

イエロー・カード」の

携行が必要となりますが、

この件について、

2016年に画期的な変化が

ありましたので、

ご存じの無い方の為に、

書かせて頂きます。

 

それ以前は、ワクチンの

有効期間は10年と言われて

いて、よって、イエロー・

カードも、接種後10年を

経過すると無効になって

いました。

 

ところが、2016年になり、

生涯有効」に変更された

のです。

 

しかも、2016年以降に

接種した人だけでなく、

それ以前に接種した人も

対象になっており、

当初の有効期限が過ぎた

イエロー・カードであっても、

特に手続きする事無く、

生涯にわたって使用可と

なっています。

 

私の場合、2016年以前に、

10年が経過していたのですが、

記念に捨てずに残しておいたので、

今後も、このまま使い続けられる

事になりました。


ですので、皆さんも、

もし、家の何処かに古い

イエロー・カードが残って

いたら、捨てずに取っておく

事をお勧めします。



現在、全人類が戦っている

コロナについても、早く、

ワクチンが確立して、

一度接種したら生涯有効に

なる日が来たら良いですね。