【世界一美しい鳥を観る】: コスタリカ | 世界あちこち散歩

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国内外の色々な所で見聞き・体験したヒト・モノ・コトを綴ります

新型コロナウイルスの影響で、

海外はもちろん、
国内、それも近隣県への
旅行も自粛すべき状況ですし、
緊急事態宣言地域に住んでいるので、
外出・外食もしにくい事態。
 
よって、再び新しい旅の記事を
書ける様になるまで、当分の間、
「蔵出しシリーズ」として、
過去に投稿した事の無い旅の記録を、
不定期ですが紹介させて頂きます。
 
第1回目はコスタリカです。
 
皆さんは「オーパーツ」と言う言葉を
お聞きになった事はありますか? 
 
英語ではOOPArtsと書き、
Out-of-Place Artifactsの略なのですが、
つまりは考古学上、その時代、場所には
そぐわなかったり、当時の技術では
作成が不可能と思われる
人工遺物の事です。
 
最も有名なのは、
マヤ文明の遺跡から発掘された
水晶の骸骨、クリスタル・スカルですが、
これについては、既に近代の
贋作である事がほぼ確定して
しまっています。
 
コスタリカにも、
有名なオーパーツがあります。
 
1930年代の初めにディキス地方の
密林で発見された石球で、
西暦300年から800年頃に
作られたと推定され、
真球に近い精度のものもある事から、
当時の技術でどうやって作ったのか
謎であり、オーパーツと呼ばれています。
 
<首都サンホセの国立博物館に
展示されていた石球>
 
 
率直な感想ですが、
石細工に何の経験も知識も
持たない素人として見ると、
いくら古い時代の物だとしても、
何となく作れてしまう様な気がします。
 
実際、日本のテレビ番組で、
当時可能であったと思われる方法で
実験してみたところ、
ほぼ同じ精度のものが作れたそうです。
 
どの分野でも、いわゆる専門家の
意見の危険なところは、
自分の知識、現代の想定で
物事を判断してしまう傾向だと思います。
 
例えばエジプトのピラミッド建設でも、
現代のゼネコンに作らせたら、
何兆円かけても無理、
との結論になるかもしれませんが、
何十万人もの人間を、
何十年も自由に使えるとか、
その間に起きる人的犠牲に
寛容であるとか、
現代とは違う政治、経済、
雇用システムの下では、
現代の不可能が可能になって
しまう事もあると思います。
 
そういう意味では、私は、
巨大遺跡とかオーパーツを見た時、
どうやって作ったかの方法論より、
何故作ったのかの本質論に
興味があります。
 
作る為のモチベーションが
高ければ高いほど、
どんなに困難なプロジェクト
だったとしても、
人間と言うのは現代も古代も関係無く、
本来優秀であり、
必ず方法を見つけるものだと
信じているからです。
 
<サンホセの風景>
 
 
 
 
この旅では、
「世界一美しい鳥」とも言われる
「ケツァール」も、2羽程、
観ることが出来ました。
 
サンホセから日帰りの探鳥ツアーに
参加したのですが、
そのツアーの催行会社では、
地元の農家、数十軒と契約しており、
リアルタイムの目撃情報を
携帯電話等で連絡し合い、
それに合わせて車で移動する
システムになっているので、
ほぼ毎回、ケツァールを
観ることが出来るそうです。
(私の数年前に別会社のツアーに
参加した友人は、残念ながら
1羽も観れなかったそうです。)
 
ちなみに私はコンデジしか
持って行かなかったので、
肉眼でははっきり捉えても、
なかなかカメラでは追えなかったので、
ツアー会社の大きな望遠鏡の
ファインダーにスマホをくっつけて
撮った写真が以下のものです。
 
 
 
<終>