少し落ち着いてきたのか
「健太…大丈夫か?」
小さくうなづく
「どうした…何で泣いてたんだ…?」
「……」
「じゃ~何か嫌な事があったのか?」
横に首を振る
「じゃ~どっか痛いのか?」
小さくうなづく
「どこが痛いんだ?」
祐希の胸に手を当てる
「胸…?」
「苦しくて…痛い…か…」
小さくうなづく
「そっか…
それってさ…オレに…治せるかな…?」
「わかんない…」
「ちょっと治るか試していいかな…」
祐希は健太の頬に優しく手を添え
ゆっくりと唇を合わせる
優しく唇をなでる
そして、唇がゆっくりと離れる
「まだ、薬が効かないかな…」
そのままゆっくり健太に覆い被さり
優しく唇を合わせる
そのまま2人だけの世界へ
それから
どれだけ時間が経ったのか
「もう…大丈夫かな…?」
恥ずかしそうにうなづく健太
「治ったかな…?」
小さくうなづく
「治って良かった…」
嬉しそうな祐希に
なんか照れてしまう健太
「さてと…これからどうするかなぁ~?」
「練習…する?」
「そうだなぁ~」
「じゃ~先シャワー浴びて…」
「健太!」
「ん、?」
急にキスをする祐希
「よし、オレも!」
急な祐希の行動に
「もぅ~!平子!」
そんな事をやりながらも
健太の気持ちも落ち着いて
再びネタの練習を始めたのでした
相手の気持ちを考えてみるのも
いいのかなって
思った健太くん
祐希もいつも相手の事を思ってます