娘が保護した猫と暮らしています。


休みの日は娘と度々実家に行っていた。

土手や田畑が近い穏やかな住宅地なので野良猫が多く、庭に愛嬌のあるキジトラが時々来ていた。
娘が「おもち」と名付けていました。


ある日のこと

にゃ〜

いつものようにおもちがやってきた。

「なんだかおもち太ったね」って話した。


そして5月のある日、おもちが久しぶりにやってきた。にゃ〜

「あれ?おもち痩せたね〜」
しばらくするとまたおもちがやってきた。

にゃ〜
4匹の子猫を連れて!
「おもち〜!赤ちゃんいたんだね〜太ったなんて言ってごめんね!」

おもちは私たちがいたからきっと子猫たちを連れて来たんだね。


そのうち梅雨には子猫が3匹になりました。

お母さんのおもちの姿も見えなくなりました。

猛暑の夏には2匹になり、秋には1匹に…


保護するために娘がひとりで何度も通っていました。調子が悪く休学していた時期だったけど実家にだけは通っていました。

子猫は警戒心が強く失敗を繰り返し、冬も越えてしまいましたが2020年3月8日に保護。

最後に残った黒猫、男の子のレイです。


「レイちゃんをよろしくね」

最後の手紙に書いてありました。

悲しみの中に温もりを与えてくれる唯一の存在。静かに寄り添ってくれています。


今の私のために必要だった事を知っていたかのように思う時があります。


レイちゃんをありがとう。

明後日は保護記念日だね!