お骨の箱には娘のお気に入りのスカーフを

かけている

箱が地味だもの
娘の好みじゃない

触ったり撫でたりもしていない
話しかけてもいない

できない

娘と思いたくないのかもしれない

納骨もどうしていいか正直わからない
分骨とか散骨とかいろいろ考えてもわからない

この春に納骨しようかと思っていたけど
もう春になる

何も決断できずにいる

決断できる時がくるのだろうか

ここから離れたらきっと寂しいのだろうけど


私の中に娘は生きている
魂はあるから

遺影にもしばらくしてから見れなくなって

いまはタオルをかけている
BUMPのタオルだから嬉しいと思うな