今日は、「スポーツの日」。
ということで、数年前まで品川区西五反田8丁目に住んでいた、大学の同窓でもあるキックボクサー・古岡大八さんの活躍をご紹介します。
 以下、朝日新聞デジタル記事から引用します。
 
写真・図版
キックボクシングのチャンピオンベルトを手にする古岡大八さん=2022年9月30日午前11時55分、大分県中津市役所、貞松慎二郎撮影

 国内キックボクシング界では高齢の40歳ながら、南九州を中心とする興行で念願のチャンピオンベルトを獲得した大分県中津市在住の選手がいる。会社員の古岡大八さん。ほぼ現役を退いていたが、3年のブランクを経てカムバックし、夢をつかんだ。

 

 鹿児島市で8月28日にあった総合格闘技とキックボクシングの大会で、古岡さんはダブルメインイベントの「レギオンキックスーパーバンタム級王座決定戦」に登場。パンチ力のある2団体王者が相手だった。サウスポーのテクニシャンファイターの古岡さんは、的確なパンチとキックを繰り出して5ラウンド判定勝ちを収め、プロ39戦目にして悲願のベルトを巻いた。

 

 中津北高時代はサッカー部で、進学した創価大でキックボクシング部に入った古岡さん。打撃系格闘技「K―1」でカリスマ的人気を誇った魔裟斗(まさと)選手にあこがれたという。卒業後、東京の名門ジムに所属し、2006年にプロデビュー。新日本キックボクシング協会バンタム級1位まで上りつめたが、2度のタイトルマッチで苦杯をなめた。

 

 コロナ禍でリングから遠ざかったが、夢をあきらめきれなかった。昨年9月に帰郷し、今年に入って、別府市などで伴(ばん)政和さん(39)が運営する「ブレイブリージム」の門をたたいた。それまで伴さんとは面識がなかったという。初心に返って日出町にあるジムへ通い、タイ人トレーナーの指導を受けて技術を磨いた。

 

 古岡さんは9月30日に中津市役所を訪問し、奥塚正典市長に報告。「いつか世界に挑戦したい。いずれは選手を育て、経験を還元したい」と抱負を述べた。伴さんは「地方のジムにいても夢はかなうことを証明できた」と喜んでいる。(貞松慎二郎)