今年の定例会も第4回をもって終了しました。閉会にあたり発表した区議会公明党の談話を転載します。

 

 新型コロナ対応に不断に取り組む中、10月22日、今年7回目の新型コロナ対策に関する緊急要望を区長に対し行いました。今定例会(11月26日~12月10日)には、区から補正予算が提出され成立しましたが、本補正予算にも会派で行った緊急要望が随所に反映されるものとなりました。

 本会議一般質問では、コロナ対策を含め、区民の生活に直結する課題、政策について、要望・提案も含め区の対応を質しました。

 

●品川区補正予算(第5号)概要[2億6,153万円]

1.【「品川区新型コロナ対策支援寄附金」を活用した支援】

  • 医療機関(医師会・歯科医師会・薬剤師会所属)へ感染症対応支援金[6,025万円(寄附金558万円)]
  • 介護サービス従事者へ医療介護用フェイスシールドグラス配布[237万円(寄附金56万円)]
  • 障がい福祉事業所へ消毒液配布[186万円(寄附金35万円)]
  • 保育園、幼稚園へ自動消毒噴霧器配布 104万円(寄附金68万円)

 

2.【介護従事者、子ども食堂への支援】

  • 在宅介護支援センター(全20カ所)、五反田ふれあいデイホームの総合事業担当職員へ慰労金給付[403万円]※国事業に該当する事業所は都対応
  • 区立グループホーム、特養ホーム新規入所者へのPCR検査費用助成[120万円]※民間施設は国対応
  • 子ども食堂へ防止対策経費等の支援[275万円]

3.【区民生活、地域経済への支援】

  • 電話相談センター人員確保等拡充[4,387万円]
  • 住居確保給付金の積み増し[3,476万円]
  • 中小事業所の感染拡大防止支援[1億585万円]
  • 修学旅行キャンセル料補助[351万円]

■一般質問(あくつ広王区議、こんの孝子区議)

1.   SDGs(持続可能な開発目標)について

  • 区長のリーダーシップ、専門部署設置等

2.   公共工事と公契約条例について

  • コロナ禍の公共工事の考え方、公契約条例制定

3.   障がい者福祉について

  • 区立障害児者総合支援施設の現状認識、障がい者福祉の転換、担当部局の強化・再編
  • 同行援護・移動支援ガイドヘルパー、児童発達支援センター整備

4.   がん対策について

  • 新型コロナのがん検診への影響、がんと共に生きる品川

5.   災害対応について

  • 情報収集と被災状況調査、要配慮者・外国人への情報提供、災害時消えない街路灯、津波避難対策

6.   自転車活用のための安全対策について

  • 活用推進計画策定、安全教育、自転車事故防止用カーブミラー

7.   孤立死防止対策について

 

 

 国は「GoToトラベル」を12月28日から1月11日まで全国で一時停止することとし、都は酒類提供飲食店等の時短営業要請を同じく1月11日まで延長する方針としました。年末年始、感染拡大を阻止するため国民・都民・区民の理解と協力が求められたわけですが、会派としても、品川区がコロナに負けないよう、お寄せいただくご意見・ご要望に寄り添い、引き続き感染拡大防止と区民生活・経済活動の維持・活性化に取り組んでまいります。

 今年は、新型コロナ感染症の対応・対策に集中してあたる1年となりました。来年は、なによりも区民の皆さまが新年を穏やかに迎えられ、明るく希望を持てる1年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。今年1年、大変にお世話になりました。明年も、何卒、よろしくお願い申し上げます。

 

以上