昨日の住民投票の結果、大阪市を廃止し、特別区を設置することに対する大阪市民の判断は、ノーと言うことでした。とはいえ、賛成・反対票とも70万票弱で1万7千票余りと、極めて僅差でした。

 

 ”大阪都構想”の提唱者・橋下徹氏が、大阪ローカルテレビで、「今回、ある意味、どこが一番勝利したかというと公明党。自民党ともうまい距離感を保った」と発言した報道がありましたが、私も結果を知った瞬間、橋本氏と同じ感想を持ちました。

 それはそれとして、出口調査等で、公明党支持者は、賛成・反対が半々であったということです。公明党として都構想賛成とした判断の是非はあると思いますが、自分のまちのことは自分で決める!といった矜持を、大阪の方たちに感じた次第です。

 これは、沖縄県知事選でも感じました。地域には様々な課題があり自分たちだけで解決できないことは沢山あります。しかし、余所の人たちに支援をお願いすることはあっても、意思決定は自分達でやる、口出しされたくない、という気持ちは、地域で生活を営んでいる方たちの誇りとかプライドでありましょう。

 

 前回2015年の敗北以降も、”大阪都構想”を貫いてきた態度は、立派なことだと思います。地方自治のあり方へ一石を投じられたともいえると思います。東京都特別区の地方議員として、改めて地方自治を考えていきたいと思います。