まず、前回お知らせした質問日時に変更があり、9月18日(金)午前11時前の登壇になる予定となりました。

 それでは、質問の要点に入ります。

1.区内感染状況等について

 区内感染状況は、7月末からいっきに1週間で140人の陽性者が出るなど第2波の様相です。国や都の分析も、年代別の変化や重症化などの傾向性が示されています。

 そこで、これまでの区内感染状況と傾向を品川区はどのように捉えているか、また、今後の予測を聞きます。さらに、様々な感染症の陽性者数や率などの数値が出されていますが、どのような項目に着目しているかも聞きたいと思います。

 

 併せて、秋・冬に向け、インフルエンザ予防接種を勧奨する専門的な意見が国内外から出されています。東京都は、高齢者が無料で接種を受けるための費用を盛り込んだ補正予算を、都議会第3回定例会に提出することにしています。

 そこで、インフルエンザ予防接種の勧奨の取り組みと都の補正予算を受けた高齢者への接種について、区の対応を聞きます。

 

2.PCR検査等及び情報提供について

 ここは、区民の関心がもっとも高いところです。

 PCR検査は、保健所、帰国者・接触者外来に加え、区独自のPCR検査センターも開設しました。開設当初は1日20名程度を目安に体制を組みましたが、7月は33名、8月は40名と1日の平均人数は大幅に増加しました。

 そこで、唾液検査含むPCR検査、抗原検査が行われる中、組み合わせを含め効果的な検査の考え方や抗体検査の実施についても区の見解を聞きます。また、濃厚接触等でない方は行政検査を受けることができませんが、心配なため自費でも検査を受けたい方への案内をどのように行っているかも聞きます。

 また、余裕のある検査数の確保も必要なことから、どのような機関が活用できる見通しかも聞きます。

 

 さて、検査対象者をどのように設定するかですが、広げた方が良いなど、まさに議論百出していますが、私は先月、国立国際感染症センターの大曲センター長の講演をお聞きしました。センター長は、発熱症状など必要な方とクラスター等濃厚接触者やリスクの高い人など必要性のある人には検査を行う、ということに集約されていくのではないか、と話されていました。その後、国は、高齢者施設の入所者と従事者を含めた検査実施の方針を、8月28日に示しました。このような流れを受け、東京都は、9月補正予算の中で、高齢者・障がい者支援施設等へPCR検査等を実施した場合の経費を支援します。

 そこで、国や都が実施の方針を打ち出している高齢者や障がい者施設等への検査について、区の取り組みを聞きます。また、検査数は余裕を持つために拡大した方が良いといった観点で質問を進めていますが、拡大することによって戦略的な検査にも踏み込めるのではないでしょうか。リスクが高いとされる高齢者や子ども支援施設、障がい者関連施設、また、飲食店等への戦略的な検査の考えを聞いてみます。

 

 土日・休日に陽性者が出た場合の濃厚接触者調査など、保健所との連携がままならない実態もあり、土日等の体制の強化が必要と思われます。拡大を未然に防ぎ、発生時の迅速な対応や体制づくりを求めたいと思います。

 そこで、現在の土日・休日の保健所体制を聞いた上で、今後の強化を聞いていきます。

 

 区内では様々な感染の事例があり、情報提供も大事な区の役割です。約1週間毎に感染状況が発信されていますが、そこから何を読み取るのか、気を付けるべき行動は何かなどもデータを基に発信すれば、説得力が出てくると思います。

 そこで、区内状況を正しく知り、正しく恐れ、予防を促すための感染情報提供の考えを聞きます。

続く