品川区議会第1回臨時会が12日、まさに臨時に開かれ、各種の対策への補正予算が決まりました。これまで3回にわたり緊急要望してきた内容が、多く反映されました。

 

PCR検査センターが、区役所内に開設されました。フローチャート図を参照してください。

 

 

特別定額給付金(1人10万円)です。国予算を実施自治体として予算化しました。対象者は406,158人、世帯数では228,413。マイナンバーカードを使ったオンライン申請では、5月18日から順次支給されます。郵送申請では、5月21日から発送を開始、5月29日に支給開始です。申請された個人情報の突合せや口座情報のチェック・入金書類の作成作業は、1日も早く支給できるよう、5月21日からは土日・祝日含め24時間体制で行われています。それでも、1日の処理件数に限界があるため、全ての方に届くのは7月いっぱい位になりそうです。

 

子育て世帯への臨時特別給付金です。令和2年4月分の児童手当て受給者(0歳~中学生)が対象で一人1万円です。尚、3月分の対象となっていれば4月から新高校1年生も対象。ただし、4月分の特例給付受給者(平成30年の所得が児童手当の所得制限限度額以上)は対象となりません。申請は不要(公務員は除く)。支給月は6月予定で、対象者へ案内を送付します。

 

学校就学援助者への昼食代の支給です。給食がなくなったことにより、1食500円を支給します。期間は4・5月分(40食)。対象者は、2~9年生は令和元年度就学援助者、新1年生は新入学学用品費前倒し支給者で、要保護者も含みます。

 

認証保育所の保育料です。登園しなかった分の保育料を、同保育所が保護者に返金した場合、事業者へ返金分を区から補助します。

保育園が休園になり、医療従事者などエッセンシャルワーカーがベビーシッターを利用した場合、費用の一部の補助を行います。

妊婦さんが、公共交通機関を使わずに病院等へ行けるように、区内共通商品券を利用したタクシー移動を支援します。1万円分を郵送でお届け。利用できるタクシー会社は、荏原・チェッカーグループ・大和・ 国際・帝都・日本交通です。

 

介護・障がい福祉サービス従事者に支援金が出されます。感染防止対策をしながら、サービスを提供していただいています。利用者と対面しての提供が主で、従事者は常に感染リスクと隣り合わせの状況です。敬意と感謝の意とともにサービス継続の支援の意味で、常勤者一人2.5万円を、事業所を通じ支給します。

 

住居確保給付金です。離職・廃業の他、休業等で収入が減少した方も対象になりました。

収入要件は、単身世帯で137,700 円、2人世帯で194,000円、3人世帯で241,800 円。資産要件は、世帯の預貯金の合計額が、単身世帯で504,000円以下、2人世帯で780,000円以下、3人世帯で1,000,000円以下。公共職業安定所に求職申込みをしていなくてもOK

支給上限額は、単身世帯で53,700円、2人世帯で64,000円、3人世帯で69,800円。原則3か月(最長9か月まで)。

 

企業への融資あっ旋の拡充です。コロナ対策として新設され、最も多く利用されている「経営変化対策資金2020」は、融資限度額を500万円⇒2,000万円へと4倍に拡大された上、返済期間も5⇒10年(うち据置36月)へとより使い勝手がよくなりました。

 また、問い合わせが多く、支給要件の緩和で今後、申請数増が見込まれる雇用調整助成金について、社会保険労務士に相談、申請代行を行う「雇用環境安定化事業」も相談件数増加への対応を拡充します。

 

商店街への支援です。感染拡大防止の取り組みを支援するもので、会員数100以上の商店街へは100万円、509975万円、49以下は37.5万円まで支援金が出されます。申請期間は626日まで。