今週半ばから、緊急事態宣言3週目に入りました。この間の区民、企業の皆様からのお声、また、医療や福祉、商業関係団体からのご要望をお聞きし、23日に濱野区長へ会派として3回目となる緊急要望を行いました。

 冒頭、私から各種団体からの要望をまとめた内容を、補償・給付、融資・経営支援、マスク等、障がい者サポート、PCR検査などの項目を整理し説明。そして、会派として以下の緊急要望を行いました。長くなりますが・・・。

●品川区独自給付金等 

1.     地方創生臨時交付金の活用とともに、区財源を積極的に活

用し、国・東京都の支援に該当しない区民や事業者への細やかな

支援を行うこと。

2.     商店街のクラスター発生防止策として、飲食店のサービス業には、品川区独自の支援金を支給すること。

3. テイクアウト実施店へは、都「業態転換支援事業」に上乗せの支援を行うこと。

4. 個店やスーパーなどが行う、個別包装できない野菜などを取り扱う商品の衛生管理や来店者への感染防止への支援策を講じること。

5.     区独自の見舞金を創設し、収入が減少した高齢者や障がい者、シングルマザーを含む子ども世帯に支給すること。

6.     高齢者・障がい児者・介護・保育(区立・私立認可保育所、認可外保育所)施設、すまいるスクール、オアシスルーム及び医療従事者などのリスクの高い職種へ特別手当てを支給すること。

7. 公共機関を利用し通勤する保育関係・介護関係従事者及び従事者家族への感染防止対策として、従事者が宿泊施設を利用した場合、利用費用に対する補助を行うこと。

●生活支援

1.     子ども食堂ネットワーク等を活用し、地域で子どもたちに食料品を配布するフードパントリー事業に物的・財政的な支援を行うこと。

2.     「しあわせ食卓事業」の対象者を中心に、困難を抱える家庭に(ふるさと納税によらず)緊急に食料等の生活物資の配布を行うこと。

●感染拡大防止

1.     品川区・荏原両医師会の協力のもと、保健所が主導して区内の有熱者を一括して受け入れ、診察及びPCR検査が実施可能な「コロナ外来」「発熱外来」を設置すること。

2. 慢性的に品薄となっている医療用マスク、消毒液、防護服等は、区が購入し、医療関係機関に配布すること。

3. 高齢者・障がい児者・介護施設等福祉施設におけるマスク、消毒液、手袋、エプロン等の基礎的な物資不足においても、区が購入し配布すること。

●教育支援

1. 学校再開後は、教員による対面授業を行う期間が短くなり、通常とは異なる指導とならざるを得ず、特に新人・若手教員は学級経営、授業運営に困難をきたすことが懸念される。学校管理職やベテラン教員から技術を学ぶなど、学校・学習環境への支援を講じること。

2.     区立小・中学校、義務教育学校で、積極的にオンライン学習を

導入し、リモート環境での学習環境を構築すること。その際、Wi

Fiやタブレットなど必要な環境整備について財政支援すること。

3. 休校により給食が提供されなくなったため、就学援助世帯には、昼食費を補助すること。

●相談体制

1.     生活困窮者等に対する相談体制の拡充を早急に行うこと。

 

 特に、PCR検査は保健所と医師の負担軽減へ、役割分担を明確にし、医師の判断があれば漏れなく検査が受けられる態勢を整備することが喫緊の課題です。口頭で強く要望しました。また、マスク等の不足も、医療機関をはじめ、子どもや障がい児者団体、理容組合等から、手に入らず区から配布の声が多く寄せられました。引き続き、区民等のお声をお聞きし、区財政を活用した次の支援策を検討しなければならないと、強く思いました。

 この他、今週も個別に社長さん、個人事業者、フリーランス等の方々のご相談に対応をさせていただきました。都の感染拡大防止協力金は、パソコン操作がままならない方も多く、ダウンロードした申請書等を直接お渡しし、記入を一緒に行うなどもしました。とにかく、今は、受けられる支援はしっかりと受け、事業を継続できる態勢を確保しておくことです。たたんでしまっては、再起には相当のエネルギーがかかります。支えられるところは、力の限りお支え、ご支援をいたします。足りないところは、新たなサービスを創造します。

 

 26日(日)には、恒例の五反田駅前花壇にひまわりの種まき作業を行いました。コロナの影響で、第三日野小学校の児童の参加は見送らざるを得ませんでしたが、五反田駅前をきれいにする会の各町会の皆さんに加え、JR五反田駅長さん始め駅員の皆さん、大崎第一地域センター所長さんら、多くの方々の参加をいただきました。写真の緑色のネットドームは、鳩対策です。今年は、腐葉土も混ぜましたので、例年以上に大きなひまわりが咲くよう期待してください!