区議会議員選挙後初の品川区議会定例会(議会)が、6月27日~7月10日の会期で開催されました。定例会を終え、区議会公明党が談話を発表しましたので、掲載します。

 

公明党の一般質問では、子ども防犯・交通安全、保育園給食費、障がい児者、教育、防災、まちの美化の各テーマを取り上げました。

保育園のお散歩経路などの安全確保では、過日の大津市の事故の後、警察署とともに保育園・幼稚園のお散歩コースの調査を実施済みであり、今後は警察と区で連携し危険箇所の安全対策の向上に努める、と約しました。

幼児教育無償化に伴う保育園給食費の保護者負担の課題については、国は保護者負担を基本としているが、区ではこれまで実質的に公費で負担してきており、今後も保護者に新たな負担が生じないように検討する、と約しました。

聴覚障がい者の窓口サービス「ビデオ通話型手話通訳」の拡充では、意思疎通が円滑となり、当事者から好評をいただいているため、今後、必要な設置場所等について当事者の意見を聞きながら検討をする、と答えました。

障がい児者の通所・ショートステイでの医療的ケアについては、受け入れ拡大に向け、「ピッコロ」は今年度検討予定、心身障害者福祉会館では職員研修や施設改修で体制を整備、医療ショートステイは区内病院と調整を進めている段階、障害児者総合支援施設では人員体制が整い次第、通所の事業で受け入れる予定、と答えました。

防災対策では、防災行政無線情報の見える化の提案に対し、デジタル化に移行することにより、スマートフォンアプリへの情報伝達、デジタルサイネージへの文字表示、多言語への機械翻訳などが技術的に可能となり、今年度具体化を進める、と答えました。また、避難所運営マニュアルについては、要配慮者や女性の視点、ペットの同行避難など各避難所連絡会議に提案したが、全ての避難所のマニュアルで全ての項目が見直されるよう働きかける、と約しました。特に、ペット同行避難では、飼い主向けのパンフレットによる同行避難の事前準備、避難所での注意事項などの啓発を行ってきたが、新たに、ペットを飼育していない区民も含めペット同行避難の必要性と事前準備について理解、協力を求めるチラシを作成・配布する、と答えました。また、液体ミルクについて、乳児健診や離乳食教室などで液体ミルクの内容や利用上の注意点についての啓発に努める、と答えました。

まちの美化へ「しな助」の活動メニューに美化清掃活動を加えることで区全体で取り組めるよう提案したことに対して、多くの区民が東京2020大会へ積極的に参画するという点と来訪者へのおもてなしの両面から有効と考え、実現に向けて検討する、と約しました。

その他、中学生への「まもるっち」貸与、震災危険地域等の屋外表示、学校選択制での兄弟姉妹枠の課題などを取り上げました。

 

議案では、防災行政無線屋外スピーカーを計46カ所で更新・新設、消費税引き上げに伴う臨時商品券の発行、同じく低所得者支援として介護保険料の引き下げ、などの契約・条例議案が成立しました。

また、常任委員会が開かれ、学校体育館(避難所)の冷暖房化整備について、78月に工事が行われ、全学校体育館への設置が予定されていることが、報告されました。

 

今定例会を前に公明党は、一般質問でも取り上げた保育園・幼稚園の交通安全対策と保育園給食費保護者負担免除を区長に申し入れるなど、区議会議員選挙でいただいたご期待にお応えできるよう、活発に活動を開始しました。これからも、区民の声をお聴きし、安全・安心の品川区の実現に向け、なお一層努めてまいります。

以上