走れるようになるまでもう少し。

山でも街でも節操なく走るのがランナーなら、

駐車場でも、蕎麦屋さんでも節操なく治してくるのが・・・ってやつです。

ランナーの聖地『蕎麦招人 仟』さんに行った帰り道、

『みんな永く走って下さいよ。』

夕方の小さな公園で、

足を一本、治してきました。

２週間前にみたときは、

全く上がらなかった足の指ですが、

『ランナーの足を車で轢いてはいけない。』

かなり普通に近づいてきました。

でも、右と比べると、

まだ完全回復はしていません。

それでも、

ちょっとづつ

歩けるようになって、

ちょっとづつ

ジョグできるようになって、

ちょっとだけど

走れるようになって

腫れたり、冷やしたりしながらも

ちょっとづつ良くなっていくのを

一緒に喜べるのは何よりも嬉しいものです

『たまたま走れるようになった人なんて無い。』

『ゼロ関門に旗を上げろ』

「雨にも負けず」 宮沢賢治 

雨にも負けず

風にも負けず

雪にも夏の暑さにも負けぬ 丈夫なからだを持ち 

欲は無く 決して瞋からず 

何時も静かに笑っている 

一日に玄米四合と

味噌と少しの野菜を食べ 

あらゆる事を自分を勘定に入れずに

良く見聞きし判り 

そして忘れず 

野原の松の林の影の 

小さな萱葺きの小屋に居て

東に病気の子供あれば 行って看病してやり 

西に疲れた母あれば 行ってその稲の束を背負い

南に死にそうな人あれば 行って怖がらなくても良いと言い 

北に喧嘩や訴訟があれば

つまらないからやめろと言い 

日照りのときは涙を流し 

寒さの夏はオロオロ歩き 

皆にデクノボーと呼ばれ 

誉められもせず苦にもされず 

そういう者に 私はなりたい