腸脛靭帯の痛みで悩んでいて、接骨院に通ったり、ストレッチしても改善しない、「これって仕方がないのかな?」そう思ってる方だけ読んでくれれば幸いです。
そもそも、腸脛靭帯炎は、腸脛のストレッチやマッサージで治るのか?個人的な主観で書いてみます。
足の外側、伸ばされちゃってますよね??
まだ伸ばしたいですか??筋膜張筋。
「しかし、腸脛靭帯炎の原因は筋肉の硬さだからストレッチで治る!」そう思う同業の方は、僕に意見をせずに、どうか、その道を進んで下さい。
岐阜県から来院がありました。主訴、右腸脛靭帯の痛み、左種子骨の痛みです。2年前から走り終わると痛くて走れていない、『まだ走りたい』 そんなお悩みでした。
僕は、まだまだ、この先何十年も走って欲しい・・・そう思ってます。
6時間もかけて来てくれると…悔しいんですよ。なんで、こんな遠くまで来なければならなかったのか?って。道中、どんな想いだったのか?って。
本には書いてないこと、書きますよ。
腸脛靭帯が痛い人の足にはこんなことが起きています。
左が普通のラン(時速9km/h)右が “らくちんソックス” 着用のラン。
わかるかなぁ。。。?? むずかしいかなぁ。。?
市販の靴下を使ってる方の右足は、着地の時、ほとんど曲がることなく、棒高跳びの棒のように動いてます。
踵が地面についてから、蹴り終わって、つま先が地面から離れるまでの頭の上下動は、耳一個分の動きが正常だと思ってます。耳一個分より大きく頭が浮くと「あ、膝か足首壊れてるな。」って気づきます。 見なくても、足音の ダン・トン・ダン・トン。。。で、「膝曲がってないな。。」とか想像はします。ランナーの方は、壊れる前の参考にしてください。
20秒普通に走った後、らくちんソックスを履いて20秒走りました。
腸脛靭帯のストレッチも電療も、マッサージもしていないのにコレだけ変わるなら、解決方法はストレッチではないと思うのです。
これ以上書くとくどくなるので。 ↓は興味のある方だけ読んで下さい。
一応、治すポイント書いておきます。主観です。
時速9kmで走るときの地面は、時速9kmでコチラに向かって来ます。その衝撃を逃しながら、体を前に進める動き、それがプルです。プルができないと、衝撃がまともに膝に入るので、外側半月板か、腸脛靭帯を痛めます。
今回の場合、着地の足が伸び切って中に入ってしまうのは、筋肉の硬さが原因でもなく、カウンタームーブメントでした。カウンタームーブメントとは、
体が外に傾いたとき、次に着く足は中に着かなければ立位を維持できず、転んでしまいます。
生体が持つジャイロ機能として、体が外に傾けば、次の足は必ず中に入ります。
中に入るとプルの動きはできません。ここで腸脛を痛めてます。
ですから、この痛みを治すのであれば、まず左外に傾く動きを修正することから始めると良いと思います。
●体が左に傾いた原因
体が左に傾いた原因は、右の足首にありました。検査をすると、右の足首はグラグラで、片足立ちで立つことが難しく、左に倒れました。
らくちんソックスを履いて20秒走ったあとの片足立ちリフト・キープは正常にできるようになっていました。