意外と知らない!?走るときの接地と着地の違い | まぼろし工房_ランニング

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市民ランナー達と作った靴下、まぼろし工房の “ラクちんソックス” のブログです。シューズが発生するグラグラを抑えることで、効率よく走れるだけでなく、怪我や故障を防ぎます。いくつもの特許を取得した、世界で一つの靴下です。

今日は、「フロント着地を意識しているランナーに多い故障」の話をしてみたいと思います。

この記事が、怪我や故障がなかなか治らず、悩んでいる方のお役に立てたら幸いです。

 

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  接地と着地の違い

 

●接地と着地の違い

 

よく勘違いされるのが、接地と着地の違いです。

 

 

 

走る時や、歩くときに、

空中に浮いている側の足が、

初めて地面に触れるところが接地です。

 

 

 

着地とは、体が一番沈みきり、

体重を足が支えるタイミングをいいます。

 

 

この時、踵が浮いているとフロント着地、

足を平らに着いているとフラット着地です。

 

踵での着地は、できないですよね?キョロキョロ

 

 

 

 

 

 

 

 

AとB、どちらの選手も

前足部(フロント)が床に着き、踵(かかと)は床に着いていません。

 

 

でも、Aはフロント接地、 Bがフロント着地です(笑) 

 

足の故障を抱えている人に多いのが

  • 走る時は踵を着いてはイケないと思っているケース、
  • 足の前足部で着くことが “フロント着地”と思っているケースです。
 

 

  踵(かかと)から着くとブレーキになる?

 

 

「踵から着くとブレーキになる」 そんな記述をよく目にしますが、

そんな事はありません。

 

 

「踵から着くとブレーキや故障の原因になる」 そう言う人は、

ヒールコンタクトと ヒールストライクを混同しているように思います。

 

 

着地とは、体が一番沈みきり、体重を足が支えるタイミングをいいます。

 

 

 

●ビギナー・ランナーさんに多い接地

 

ビギナー・ランナーさんに多い接地です。

足の踵が胸より前に出ていない状態で、前足部で接地すると、

 

結果として足が床についてから、かなり後方で着地することになります。

 

 

 

●関節の角度に無理があります。

 足首を曲げる関節の角度に無理があります。

 

 

ここに、全体重の約1.5倍がかかるとどうなるか?

 

 
  •  次に、人の体のもつセーフティー機能が働き、アキレス腱のテンションを逃がすために、足底アーチは低下を起こし、足底腱膜炎や、有痛性外頸骨などの痛みを引き起こします。