今日は、「フロント着地を意識しているランナーに多い故障」の話をしてみたいと思います。
この記事が、怪我や故障がなかなか治らず、悩んでいる方のお役に立てたら幸いです。
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接地と着地の違い
●接地と着地の違い
よく勘違いされるのが、接地と着地の違いです。
走る時や、歩くときに、
空中に浮いている側の足が、
初めて地面に触れるところが接地です。
着地とは、体が一番沈みきり、
体重を足が支えるタイミングをいいます。
この時、踵が浮いているとフロント着地、
足を平らに着いているとフラット着地です。
踵での着地は、できないですよね?
AとB、どちらの選手も
前足部(フロント)が床に着き、踵(かかと)は床に着いていません。
でも、Aはフロント接地、 Bがフロント着地です(笑)
足の故障を抱えている人に多いのが
- 走る時は踵を着いてはイケないと思っているケース、
- 足の前足部で着くことが “フロント着地”と思っているケースです。
踵(かかと)から着くとブレーキになる?
「踵から着くとブレーキになる」 そんな記述をよく目にしますが、
そんな事はありません。
「踵から着くとブレーキや故障の原因になる」 そう言う人は、
ヒールコンタクトと ヒールストライクを混同しているように思います。
着地とは、体が一番沈みきり、体重を足が支えるタイミングをいいます。
●ビギナー・ランナーさんに多い接地
ビギナー・ランナーさんに多い接地です。
足の踵が胸より前に出ていない状態で、前足部で接地すると、
結果として足が床についてから、かなり後方で着地することになります。
●関節の角度に無理があります。
足首を曲げる関節の角度に無理があります。
ここに、全体重の約1.5倍がかかるとどうなるか?