夜中の三時にアキレス腱の夢を見て目が覚めた。
夢の中で思いついたことを書こうと思うのですが、モニターの明かりが目に刺さる。。
アキレス腱炎の原因は、カーフ筋(ふくらはぎの筋肉群)が硬い為に起きるので、
アキレス腱をよくストレッチするとか、接骨院や治療院に行けば、カーフ筋を柔らかくするような意味の治療が行われるのが世界の常識なのですが・・・・
アキレス腱炎の痛みを訴える患者さんの立ち姿勢を見れば殆どの場合がこのように立ちます。
少し膝を曲げたような形で立ちます。
外くるぶしに垂直のレーザーを当てると、レーザーは膝の裏を通過します。
少し膝を曲げて立っているということは、立っているだけでもアキレス腱ストレッチと同じ原理で、
カーフ筋には伸ばされる力が加わり、アキレス腱に負担がかかっているのではないだろうか?
そんな夢で目が覚めました。
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カーフ筋群は主に足首を伸ばす動きに使われます。
仮に、カーフ筋群が硬くなっているのならば、
足首を極力曲げず、膝も曲げず、棒のように立つのがスジではないだろうか?
そんな夢で目が覚めました。
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しかし、アキレス腱炎を訴える患者さんのカーフ筋を触ると、実際に硬さや張りが触知されます。
アキレス腱炎を治すには、カーフ筋群のストレッチや、マッサージは有効だと思う。
しかし、どうも釈然としない思いが付きまとっていました。
アキレス腱炎の原因は、衝撃系や、プロネーション系を除けば、カーフ筋群の硬さが原因ではなく、
アキレス腱の痛みや、カーフ筋群が硬くなるのは、単なる結果であって、
問題は、なぜ?カーフ筋群が硬くなり、アキレス腱に微細断裂を起こさせるか?って事だと思う。
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カーフ筋群の主な役割りは、背伸びをしたり、ジャンプする動きや、走る、歩くときに体を前に押し出すような動きだと思う。
それに似た動きをするのは、太もも前面の筋肉帯がこれ当たる。もっと言えば、お尻の筋肉もこれに該当する。
主に、繰り返すジャンプや、カーフ筋を使うようなランニングフォームで発生する。
繰り返すジャンプやランニング動作で使うのは、一部、特殊なジャンプを除けばカーフ筋よりも
太もも前面の筋肉を使うことになる。
太もも前面の筋肉や、大腰筋、腸骨筋の硬さがあればこの姿勢はうなずける。
また、そこに硬さが無くても、股関節に絡む深層筋やハムストリングに硬さがありトゥーアウト(つま先が外を向く様子)で立てばこの姿勢はうなずける。
また、それに連動するように、骨盤の角度を後傾させることで、前腿の筋肉のテンションと、カーフ筋のテンションを下げていると考えると、下肢筋肉痛が酷い人が類人猿のような姿勢で立つのもうなずける。
人の体は実によくできている。
むしろ、カーフ筋群の硬さがトゥーアウトを作り、大腿骨の外旋か深層腰筋を引っ張り、この姿勢ができるのか?そう考えてもこの姿勢は完成する。
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朝から夜遅くまで30年近く人の体を触って来たけれど、
実際の所は本や教科書とは違うのだろうからよく解りません。聞きたいことをネットで調べても、聞きたい答えはみつからないから、結局 体に聞いて、体から教えを乞うしかないのだろう。
でも、疑わしい箇所を極力、全て治した時に・・・
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横から見た時の人の体の軸は・・・くるぶしの上に腓骨頭が乗るのが理想なんだと思う。
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夢の中で思いついたことを、二度寝して忘れないように書いていたら4時半を回ってしまいました。
明日も、滋賀県から患者さんが来てくれます。寝不足だとまずいので寝てみます。
雑記でゴメンナサイ。
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