治っては繰り返す疲労骨折、シンスプリント・・・原因を治さないとイケません。
では、原因ってなんだと思いますか? (前回の続き )
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使いすぎ? フォーム?筋肉の不足?
近年は体幹が弱いって言うのが流行りのようですが。
いっけん真っ直ぐ立っているように見えて、
このように立ってるんですね。
「だから何?」 って声が聞こえてきそうですが・・・
左右の足に 均等に かかるべき荷重は
実は、均等配分ではないワケです。
べつに、ランナーだからってわけじゃなくて、
どこか痛い人を計測機にかければ・・・だいたい軸が出ていない。
原因不明の頭痛や、肩こりがある人を計測してみると、
これくらいの傾斜はよくあることで・・・
そして、本人は、その事に気づいていない。
これを治すとどうなるか? ・・・こうなる。
背骨屋さんや、骨盤屋さんが喜びそうなネタですが、
そこの解説は、また後で。
では、この左右の重量配分時の歩行を見てみます。
治療前の歩行
大きく右に揺れます。
右足に、荷重がかかり過ぎています。
“走る”は “ 歩く” の延長にあります。
正しい歩行ができないカラダで、正しく走ったなら、
それは間違ったフォームだと思います。
頭が揺れるのは、体幹が弱いから?・・・それは本当でしょうか?
治療前の歩行を後ろから見てみます。
そして最大の傾斜が起きる所がここ。
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ランニング障害などの メカニカルに繰り返すストレスによる痛みは、
局所の治療よりも原因から洗いなおす事が大切だと思っています。
この業界、地味な仕事ほど、誰もやろうとしないけど、
波にも乗らず、調子に乗らず、流行に流されず、
誰もやろうとしないことを、誰もやらないくらいに丁寧に。
そんな仕事が好きです。
誰もやろうとしないことを、誰にも真似できないくらい精密に、
誰もやろうとしないことを、どこまで早くやれるか?
そうしてやってきたら、こんな事ができるようになりました。
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この前屈が 10秒で こうなりました。 鍼(はり)使ってません。素手です。
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治療前の右片足リフト 治療後の右片足リフト
土台が曲がれば、上に積むものも曲がる。
地味に壊れるものは・・・
こういう基礎的なパーツのアライメントを徹底的に洗い出す事が大切だと思う。
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治療前の立位 治療後の立位
テーピングとか、サポーターよりも、
当たり前の事を どれだけ丁寧に積み上げられるか?
そんな治療が好きです。
遠方からお越しになる方は、2コマ続けてご予約していただけると助かります。