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『鼓動』葉真中顕




葉真中顕さんの作品、初読みです。


以前、↓コチラの本を読んだことはありましたが

読了後、葉真中さん読んでみようと思いつつ、
なかなかきっかけがなく…
ようやく
新刊のコチラから初読みとなりました

ちょうどブロ友さん方も
最近、他の葉真中さん作品を読んでいらして、
葉真中さん祭りみたい


⭐︎


時代の底に、社会の陰に、ひっそり灯るほのかな光。

ホームレスの老女が殺され燃やされた。犯人草鹿秀郎はもう18年も引きこもった生活を送っていた。彼は父親も刺し殺したと自供する。長年引きこもった果てに残酷な方法で二人を殺した男の人生にいったい何があったのか。事件を追う刑事、奥貫綾乃は、殺された老女に自分の未来を重ねる。もしかしたら私もこんなふうに死ぬのかもしれないーー。虚空を抱え人生に絶望するロスジェネ世代の犯人と刑事。社会派ミステリーの寵児が8050問題に迫る、著者二年ぶりの書き下ろし長編。



⭐︎


この主人公、草鹿の生まれ年が私と同じでした


先日読んだ『方舟を燃やす』も途中、

同じような時代を辿り、そちらも思い出しながら

読み進める。


そうそう、出てきた

刑事奥貫綾乃も同い年生まれ


本書で出てきた人々のそれぞれの日々

深い深い孤独や絶望感、承認欲求 


時代のせいにしてはいけないと思いつつ

いろいろなことがあり

それにより行動やらいろいろ振り回されたこともあったよな


就職の氷河期の始めで辛かったなぁ


とはいえ、



この世界は、とんでもなく豊かだ



と気づいた草鹿

それがあと少し、早く気づけていたら

と、思わずにいられない



綾乃が出てくる作品があるようですね。

葉真中さん作品、少しずつ読もうっと。

次は、『絶叫』かしらね。