最近このブログでは、PLUSbodyで実施しているフォーム改善やパーソナルトレーニングについて紹介することが多くなりました。

その中で実施しているものに、肩甲骨体操や、

殿筋の動き出しなどがあります。

これらは「スポーツコンディショニング」に該当する動きの一部で、トレーニングやストレッチとは少し異なる運動になります。

そこで今回は「スポーツコンディショニング」について、詳しく解説していきます。

コンディショニングとは

スポーツコンディショニングとは、「最大限のパフォーマンスを発揮できる」ように、「心身の状態を良好にすること」です。

プロスポーツの現場では勿論取り組まれていることであり、最近では、部活動をしている学生や、趣味でスポーツをしている一般の方にも馴染みがある行動となり始めています。

※厚生労働省による定義

「運動競技において最高の能力を発揮できるように精神面・肉体面・健康面などから状態を整えること」

 

特に重要なのは、狙った試合などにピークを合わせる「ピーキング」に絡む点です。

試合で最大限のパフォーマンスを発揮するために、日頃からコンディショニングを実践して、調整できる能力が必須となります。

コンディショニングの6要素

パフォーマンスを決定する要素は6つに分けられ、それぞれのバランスを整えることで、より高いパフォーマンスが発揮できるようになります。

言い換えると、一つでも欠けることでパフォーマンスが大きく低下することにも繋がり、最悪の場合、ケガを引き起こすことになります。

 

①.体力面

筋力や柔軟性のトレーニングを行うことで、ケガのリスクを低下させることに繋がります。

安全かつ高いパフォーマンスで運動を行うためには、

  • 十分な準備運動
  • 運動負荷を段階的に上げていくコンディショニング期間

が重要とされています。

※トレーニングの3原理・5原則

 

②.精神面

精神面やメンタル面の健康は、パフォーマンスとの関連性が高いことが研究されています。

特に、大会大事な練習などは精神面が影響することが多く、終わった後の疲労感などにも影響を及ぼします。

 

つまり、日頃からメンタルトレーニングを実施したり、ストレスを溜めない工夫をすることが重要となります。

  • 大会形式でのトレーニングの実施
  • 緊張を緩和するためのルーティン(習慣)
  • 練習日誌の活用

など、人それぞれ精神面の整え方や改善方法は違うため、様々な方法を試すことが推奨しています。

 

また、定期的なリフレッシュ期間を設けることも有効とされています。

  • 少しの期間競技から離れる/休む
  • 違う競技を取り入れる
  • 趣味に打ち込む
など、様々なリフレッシュ方法があります。
 

③.技術面

主にバイオメカニクスを用いて、パフォーマンスへアプローチをかけます。

最新技術を用いた動作分析や、最新のトレーニング理論などを活用して、効果的なトレーニングメニューを計画することが、技術面からのコンディショニングとなります。

 

また、パフォーマンス向上だけで無く、ケガの予防リハビリテーションの面においても、技術面からのアプローチは重要です。

※バイオメカニクス(動作解析)

運動を物理学的に分析して最適化をする

パフォーマンスの最大下/リスクの最小化を図る

 

④.医療面

スポーツ医学やリハビリテーション理論によるアプローチをかけます。

  • 競技復帰へのアスレティックリハビリテーション
  • ケガの再発予防のトレーニング
  • ケガ予防のリスク管理

などが、医療面のスポーツコンディショニングに該当します。

 

これは、アスリート本人が把握することも重要ですが、特に、医療スタッフやトレーナーなどが知識を蓄え、技術を磨く必要があります。

 

⑤.栄養面

体づくりをするための栄養についてのアプローチです。

食事バランスガイドに基づき、バランスの良い食事を摂ることが、パフォーマンス向上には非常に重要です。

このコマの形が理想とされており、少しでもバランスが崩れると人のカラダは機能しなくなるとされています。

  • 主食:糖質が豊富
  • 主菜:タンパク質が豊富
  • 副菜:食物繊維/ビタミン/ミネラルが豊富
  • 乳製品:カルシウム/タンパク質/ビタミンB2が豊富
  • 果物:糖質/水分/ビタミンCが豊富

栄養素の働きについて

 

⑥.環境面規則正しい生活習慣を送ることで、心身のコンディションを良好に保ちます。競技面では、

  • ウォーミングアップ
  • クールダウン
  • セルフケア

などが影響しています。


このように、様々な方面からスポーツコンディショニングは形成されています。その中で私が注目して、パーソナルトレーニングで実践しているのは、①.体力面→準備運動④.医療面→ケガ予防のリスク管理この2点です。これらが肩甲骨体操や、殿筋の動き出しなどに該当します。勿論、他の4点に関しても状況に応じてアプローチをかけますが、運動の最初で躓かないように注意をしています。これらの上に技術面を上達させるトレーニングや、更なる負荷をかけたトレーニングが成り立つと考えているからです。

以前にブログでも取り上げた、「アクティブコンディショニング」「リセットコンディショニング」が関係するので、次回から深掘りしていきます。

コンディショニングの実施例

 


 

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