これの続きです。
市立中学の場合、
中学3年分の教科書を
3年間で終わらせます。
1年生で1年生の教科書、
2年生で2年生の教科書。
当たり前のこと言っているようですが、
中高一貫の進学校では
これが当たり前ではないんです
土一附属では中学1年生のうちに
英検3級をとるように、
と言われるんだとか?
つまり中3の教科書前半分くらいまで
1年間で進めるつもりのようです。
だからなのか、3年分の教科書を
1年生の冒頭でもらうようですよ
EECという英語選抜クラスや
IB(インターバカロレア)コースがある茗溪は
帰国子女だけでなく幼稚園や小学校からがっつり英語をやってきた子たちがゴロゴロいるので、
校内テストでしっかり点数をとるためには準備が必要です。
大学入試共通テストの英語の平均点が
県内トップの並木中等も、
最初から難関大受験を目指す江戸取も…
同じくらいのペースを想定して
学習を進めた方がいいと思います。
(実際、私が中学生を担当するときは
1年生のうちに3級合格を目指してもらいます)
そのペースで考えると、
中学入学までに中学1年生の範囲
(英検5級+α)くらいまで
終わらせておきたい
そのために必要な問題集をご紹介します。
①単語集
前の記事で紹介したパス単か、
単語カードにして持ち運べる
ターゲットの単語集が好きです。
どちらにしろ、5級の内容は
すぐに使えなくなるので
4級か3級がいいと思います。
↑これはカードになるタイプ
↑これは本のまま使うタイプ
②文法問題集
シンプルなつくりで
問題がたくさん載っているものが好きで、
授業ではこういったものを使っています。
解説を読んでもわからなかったときに
質問ができる環境がある子には
難し目の問題集おすすめです。
そのほうが定期テスト対策になるから。
③長文対策の副読書
大学入試の形式が
「とにかくたくさん読ませる」
という方向に変わってきているので、
速く正確に読めるというのが
とても大切になってきます。
そのためには、
正しい英語のリズムを例文を
暗記するほど音読するのが
第一ステップかなと思います。
(発音が正確になってきて
英検2級程度まで知識が入った段階で
黙読を早くする練習に入ればいいかな
と思っているので。)
国語だって、小学校低学年で音読がちぐはぐなまま黙読を始めた子は
読み飛ばしや読み間違いが多い気がします
まずは音読、大事。
【動画教材】
今はYoutubeでいろいろな絵本教材などが音読されているので、
そういうものを英語字幕で見てマネっ子してもいいと思います。
The Three Little Pigs English Stories
こんなかんじで検索するといろいろ動画が出てきます。
ネイティブの発音を何度も聞いて
同じメロディーで言えるようになるまでコピーすると
英文のリズムが体に入ってくるはずです。
やや遠回りだけど、話せるようになりやすい練習方法だと思います。
【問題集の英文】
音読してくれる人が近くにいるときは
こういう問題集を使うのもいいですね。
絵本に出てくる単語とテストに出てくる単語って違うので、
「話せるようになる」
というより
「テストで点がとれるようになる」
を目指すのであれば、
こちらが近道です
④英会話レッスン
AIなどを使った会話レッスンでもいいでしょうし、
海外を拠点にしたオンライン英会話でもいいです。
とにかく毎日少しずつ、
英語を話す(アウトプットする)時間を確保すると
リスニング対策にもなりますし
「使える英語」になる可能性が高まります。
受験で使えればいいや、という人には不要かもしれませんが、
将来海外での仕事も視野に入れている場合は
ぜひ取り入れたい部分です。
日本語の言語体系は英語の言語体系から遠すぎて、
学校英語だけでは話せるようにならないですからね!
(力こめちゃった)
個人の能力とかの問題じゃなく、
脳の仕組み的に母語が日本語だと
英語が話しづらいのは仕方ないんだもの。
ということで、
うわ~やることモリモリだぁ
と思ったでしょ。
でも実際おさつが何をしているかというと、
①問題集を2ページ解く→10~15分
②単語カードで例文づくり→10分
③長文音読→5分
④オンライン英会話→10分
なので……1日40分くらい。
(しかもちょいちょいサボる)
受験のときの算数と比べたら
なんということもない量です
これだけで入学後が少し楽になるなら
今からがんばってみてもいいのではないでしょうか
ということで、
中学入学準備の記事はこれでおしまいです
残り少ない小学校生活を満喫しつつ、
中学に向けて助走をはじめましょう