こんばんは。
わかば国語・作文教室のわかばです
私が一日に２つも
記事をアップするなんて
珍しいのですが
これはどうしても
聞いてほしくて
今日。
アート国語の授業で。
教室から、
追い出されたんです。
私が
どゆこと？
今日のレッスン後半は
「こども哲学」だったんです。
自分たちで日常生活に沿った
哲学のテーマを決めて、
それについて
「内省的対話」を通して
「生成的対話」をする
ことを目指すんだよ。
というようなことを、
かみ砕いて説明しました。
（以前並木中等のCSトレーニングでも紹介した
対話の４階層の話です。)
みんな日常の疑問や不満を
いろいろ書き出してくれて。
「どうして宿題はあるの」
「幸せってなに」
「どうして国はあるの」
「正解ってなんだろう」
どれもおもしろそうでしょ？
生徒さん５人で
わいわい議論して
最終的には満場一致で
選んだテーマはこちら。
「どうして怒られると
ムカつくんだろう」
ふふふ。
プレ反抗期ね。
おもしろい
どういうときに怒られて
むかつくのかを
どんどん発表してもらったら……
「～～ときに、ママに
〇〇って言われるとムカつく！」
「わかる～！私もお母さんに～～」
「あるある！だよねー。」
……あれ？
だんだんお母さんへの
グチ発散大会になっていますよ
途中で何度か方向修正して、
「ムカつくってどんな気持ち？」
「何に対してムカつくんだろう」
「怒られるとどうしていやなんだろう」
など、問いを投げてみました。
でも、基本的には
「先生は消しカスだと思ってください。
いないと思って存分に話し合って。」
と様子を見守っていたんです。
すると、、、
おさつ
「おさつだけママがいて
本音でやりづらいよ
」
と。
ん
すると他の子も、
「そうだよ。
先生に聞かれると
ママに言われそうで
本音で話しづらいから、
先生、教室の外に出てて！」
えーーーーっ
追い出されたっ
あひゃひゃひゃ
なんじゃこれ。
２０年近く授業してて、
「先生出てて」って言われたの
初めてなんですけどー
でも、
そこまで真剣に話をしたい
という気持ちは
尊重したいので、
「５分だけ外に出てるね」
と廊下に出ました。
私が廊下に出たあとも
みんなの議論はますます白熱していて、
鉄の扉越しにもだいたい
聞こえていましたけど
あまりに脱線したら
声をかけようと思っていましたが、
ちゃんと話し合っていて、
ホワイトボードにみんなで
もりもり書き込んで
意見を広げたりまとめたり
ほほーー３年生って
こんなことまでできるんだ～
と嬉しい驚きがありました。
授業終了時刻になっても
「もっと話し合いたい！
５分だけ延長させて！」
と言いに来ていましたよ
ふふふ。
真剣に考える姿って
かわいい
そうしてみんながどんな答えにたどりついたか。
それは内緒です
この時間に話したことは
おうちの人には言わないよ
という、
生徒さんとの約束なので。
安心して本音が言える場所あるのは
とても大事なことだと思います
なので私も、おさつの大きな声が
廊下まで聞こえていたことは
内緒にしておこうかな
去年見学に行ったときは
並木中等の前期生（中学生）も
たくさん哲学してたな～。
思考力を高めるだけでなく、
生活の質を高めるのにも
役立つと思います
小学校の道徳などでも
たくさん取り入れてもらえたら
楽しいだろうな