子どもの「新年度の目標」決定権は誰に? | わかば国語・作文教室
こんにちは。
つくば市のプロ家庭教師、
わかば国語・作文教室のくわだゆきこです

昨日はまさかの降雪で、
しまった冬服をひっぱりだしてしまいましたが、
お散歩をすると景色はすっかり春ですね


新年度がはじまるにあたり、
わかばでは生徒さんたちに「今年度の目標」
たてていただいています。
お子さんにどう育ってほしいのかを
親子で面と向かって話す機会は少ないと思うでの、
おうちの方にも参加していただき意見を伺うのですが、
最終的にはご本人が一番しっくりくるもの
選んでもらっています。



というのも、他人から与えられただけの目標
なんとなく義務感を押し付けられたようで、
生徒さんたちの気持ちが乗ってこないんですよね。


「○○できるようになりなさい。」

「○○をがんばりなさい。」


こんな言い方をされると、
大人だって気持ちが萎えます。
(私がアマノジャクなだけでしょうか…


一方、同じ内容でも、自分で選んだ目標であれば


「自分で決めたんだからやってみよう。」

「これができたらかっこいいな。」


と、前向きに取り組めるようです。
選択肢は大人から与えてもいいので、
最終的な選択権・決定権を子どもに持ってもらう
たったこれだけの工夫で、
お子さんのやる気をそがずに
やるべきことを伝えることができます。

私は宿題を決めるときにもよく使っています。
ご家庭でのルールを決めるときにも
取り入れてみてはいかがでしょうか。

△「宿題はご飯の前にしなさい!」
 ↓
○「宿題は、いつやれば集中できると思う?」


△「6月までに漢検7級受かるわよ!」
 ↓
○「漢検7級は4年生レベルなんだって。
  いつまでに合格したい?」



私の授業では、生徒さんの講師依存率
学年とともに下げていくことを目標としています。
中学生になるまでに(遅くとも中2までには)
自分で計画を立てて、自分で学習できる子
なっていってほしいと願っているからです。
それもあって、目標を設定するときには
必ず生徒さんに決定権をもってもらうのです。

いつまでも「言われた通りにこなす」だけの
わんこそば勉強では心も成績も伸びませんし、
大人になって役立つ学習とは言えません。


本当に大切なのは、
何を覚えるかという学習内容ではなく、
どうやって学習するかという学習手段を
学ぶことなのではないでしょうか。


「明日の就職試験、不安だからママついてきて~」
なんて、他者依存率の高い社会人にしないためにも、
小学生のうちだからできることをしてあげたいですね


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