SU-122の車長が見ていたモノは、飼い主の手首をくわえたジャーマンシェパードの地雷犬、ハーマン(♂)でした。
お察しの通り、飼い犬に手を咬まれる、って慣用句そのままですね。
この地雷犬、実際には、ドイツは試験こそやってみたものの効果が期待出来ないとの理由から、実戦への導入は見送られたそーです。
まだ時おり小銃の発砲音と爆発音が交互に聴こえてくる硝煙の向こうから、石畳を引っ掻く爪の音を響かせながら現れた、腹を空かせた歩く爆弾。
一瞬の邂逅でどんな無言のやり取りが為されたんでしょ?
考えるって事は面白いです。
シェパードはタミヤのライヴストックから。
背中の接触信管には壊れたアナログ腕時計の針なんか使ってみたり。