不思議な気持ちの変化 | スシタロウと私。

スシタロウと私。

2021年11月、36歳で第一子を出産。
息子スシタロウとのことを、ゆるく綴っていきます。

以前にもブログにしたことがあるけれど、

私はずーっと両親が嫌いだった。

嫌いがピークだった大学生の頃は、ブチ切れた父親が「お前とは縁を切るぞ!」と言ってきたことがあって。

 

 

「あーそうですか、どうぞどうぞ」と本気で思った。

 

 

法的に手続きめんどくさいかなーとか、親がいなくて困ることってあるのかなーとか、瞬間的にいろいろ頭をよぎった。

 

 

でも「バカなこと言わないで!」という、これまたブチ切れた母親の仲裁で、縁を切る話は流れ。。。

 

 

今の旦那さんと結婚する話が出た時、親姉妹とは仲が良くないことも旦那さんには正直に話した。

 

 

親は呼びたくないから、結婚式は友達だけ呼びたいとも言った。

 

 

でも、家族仲のいい旦那さんには猛反対された上、「結婚」という新しい家族が生まれる過程で、もちろん元家族の交流は避けては通れず・・・

 

 

世間一般的な流れに則り、きちんと両家の顔合わせもして、結婚式にも呼んだ。

 

 

親が嫌いとは言いつつ、結婚式の費用を一部出してもらうという都合の良いことをした私は、結婚後、何度となく「旦那さんも一緒に食事にいきたい」という両親の希望をなるべく聞き入れた。

 

 

お金出してもらったし。。。というタテマエで、なるべく反抗せず、会った。

 

 

大学生の頃、様子を見に来た両親を居留守を使って追い返していたことを考えると、かなりの進歩。

 

 

旦那さんは積極的に「いいよ!会おう!」「せっかく来てくれるなら会わないと!」と言ってくれる心根の優しいヤツだったこともあるけど。

 

 

これが普通?笑

 

 

そんなことを数年続けていたら、徐々に、前ほどの親嫌いな気持ちは減ってきた。

 

 

多分、年取って両親が丸くなったこともある。

 

 

 

 

 

宝くじをちょこちょこ買うんだけど、もし1億円当たったら〜と使い道を妄想する中で、

 

 

実家の車を買い替えよう!とか、

 

 

海外旅行に行ったことがない母親をどこかに連れて行ってあげたいな〜とか、

 

 

不思議とそんなことまで思うようになった。

 

 

数年前なら、微塵も思わなかったこと。

親孝行とかする気もなかった。

 

 

この宝くじ妄想に両親が出てくるようになったのは、『子供が欲しくないのはなぜか』という疑問に答えが出た後からだと思う。

 

 

 

子供が欲しくないのは自分の両親のせいもあるはずだ!ってずっと思ってたのに、「両親のせい」とは違う別の答えで自分自身が納得したことで、その呪縛?から解放されたのかもしれない。

 

 

 

 

 

むかし、親戚のおばさんに「あんたが反抗的なのは、自分が親になったら変わるよ、親の気持ちが分かったら変わるよ」と言われたことがあった。

 

 

まぁ、よくある話。

 

 

実際にはまだ親にもなってないし、親の気持ちも分からない。

 

 

けど、少し親を想えるようになった気がする。

 

 

 

これは予想外で、すごく不思議な体験。

すごく不思議な気持ち。

 

 

「子供が欲しくないのはなぜか」という大きなトゲが抜けたら、親が嫌いという別の大きなトゲも抜けた。

 

 

 

うん、不思議。