あれ、何だったの? | スシタロウと私。

スシタロウと私。

2021年11月、36歳で第一子を出産。
息子スシタロウとのことを、ゆるく綴っていきます。

いま勤めている会社は、私含め、社員3名の小さな会社。

 

 

社長と、70歳のおじさんと、私。

 

 

営業含め、実務をほぼ一人でこなしている社長は、

基本社内にはいない。

 

 

70歳のおじさんが、

お留守番と雑務を担当している。

 

 

そんな中に入ったのが昨年10月。

週2日の契約社員というかアルバイトというか。。

 

 

 

70おじさんに感謝しつつも、

イマイチ使いこなせない(仕事を振れない)社長は、

私にアレコレ頼むようになった。

 

 

 

 

 

2か月くらい前に頼まれたのは、原稿校正の仕事。

社長が得意とする分野の記事を、

某ネット媒体に掲載するためのもの。

 

 

 

「ガーっと走り書きしたものだから、誤字脱字とか、

 変なところがあったら直してくれない?」

 

 

 

そう言われて受け取った原稿は、

A4用紙で10枚弱ほどのボリューム。

 

 

 

 

 

まぁ、70おじさんには頼めないよな、こんなん。

めんどくせーけど、仕事だし。。。

 

 

 

 

 

そう思いつつ引き受け、

サッと読んだけど、

 

 

 

 

 

意味不明。

 

 

 

 

ってか、なんて伝わらない文章。。。

読みにくい。

 

 

 

 

あるテーマについて、

上司と部下の会話調で概要を説明する感じの書き方。

そのあとに、≪筆者からのアドバイス≫的なものがある。

 

 

これが5テーマ。

 

 

 

 

会話調なので、私の頭の中には、

声低めのA部長と、若い声のB君がいて、

ドラマのワンシーンをイメージするように文章を読んでいく。

 

 

 

 

例えば、

「おい、B。〇〇の研究結果について知っているか?」

「〇〇の研究結果については知りません」

 

 

といった感じ。

 

 

 

 

ここでは、同じ言葉がすぐ繰り返されることに引っかかる。

「いいえ、知りません」でいいやん。

 

 

 

 

他には、一つのセリフ(文章)が、5行くらいあるとか。

 

 

 

 

長いわ!

もう少し要約できるでしょうよ!

 

 

 

などなど。。。

 

 

 

もちろん、私もプロではないので、

あくまでも素人目線の素人校正。

 

 

 

 

 

これは赤ペンでは足りんな。

自分で打ち直した方が早いわ。

この校正がNGなら、

編集担当の方から再度ダメ出しがあるだろう。

 

 

 

 

 

そう思って、『私ならこう書きます』と

結構書き直した。

 

 

 

もちろん、設定、大筋は原案のまま。

文章を2つに分けたり、

前後を入れ替えたり、

言い換えたり、

要約したり。

 

 

 

 

 

この校正作業の最中にも

他の仕事も指示されていたので、

完成までに何だかんだで1か月ほど時間がかかってしまい、

2月中旬に、

 

 

「遅くなりましたが、修正しました。

 結構変えちゃったんですが、私ならこうするってことで…」

 

 

と控えめに提出。

 

 

 

「おぉ~ありがとう!

 ついでに、ココもワードに起こしてもらえると助かる!

 そしたらそのまま入稿しちゃうからさ!笑」

 

 

 

私がPCで打ち直さず、

紙に赤入れしたアドバイス部分もデータにしてくれという

追加の指示。

 

 

 

この時点で、特に締め切りは言われておらず、

確認しなかった自分も悪いのだけれど…

 

 

 

 

 

その宙ぶらりんになっていたはずの原稿が、

今日ネットに掲載された。

 

 

 

 

 

 

社長大喜び笑い泣き

 

 

 

 

 

 

私…不思議。

 

 

 

 

 

 

 

あれだけ時間をかけて

頑張って校正した原稿なのに、

反映されることなくネットに載っている。

 

 

 

 

 

何だったん、この仕事。

 

 

 

 

 

 

「いや~すごいね! こうして形になるなんて!

 まぁ…wakabaさんに修正してもらったところは…

 あのぉ…その…」

 

 

 

と少し言葉を濁しつつ言いかけたのに、

結局言うのをやめて、

 

 

 

「でも嬉しいな~ちゃんと載ったよ~!!

 有名になっちゃったりして…ハハ八ッ!笑」

 

 

 

 

と喜びまくりの社長。

 

 

 

 

 

私の修正原稿は何だったん!?チーン

という気持ちを抑え、

 

 

 

「サイン考えとかなきゃですね~」

なんて思ってもないゴマすって、

まともに見ずにページを消した。

 

 

 

 

 

すると社長。

 

 

 

 

「後でザっと読んでみて、変なところあったら教えてくれない⁉」

と、言ってきた。

 

 

 

 

 

 

いやいやいや!

だーかーらー!

ほとんど変なんだって!!!!!ポーン

 

 

 

超変だから超直したんだってば!

 

 

 

直したもの使わずに自分の原稿で入稿しておいて、

また読んで直して~なんて言うかね⁉

ポーンポーンポーンポーンポーンポーン

 

 

 

 

 

 

素人の文章を、素人が修正するのって、

結構大変なんス。

 

 

 

 

やってみて分かったけど。

 

 

 

 

 

元原稿が変だから、なおさら大変。

 

 

 

 

まぁ、こっちはお金もらってやった作業なんで、

損した訳でもなんでもないけど。

 

 

 

 

何かねぇ。

 

 

「あれ、何だったん?」

っていう虚無感だけが残っている今日この頃。。。