子供が欲しくないのか? | スシタロウと私。

スシタロウと私。

2021年11月、36歳で第一子を出産。
息子スシタロウとのことを、ゆるく綴っていきます。

私は、両親と2人の妹の5人家族。

特に不自由なく、田舎で育った。

 

 

典型的な亭主関白の父は、

「男は外で働いて稼ぐ!女は家を守る!」

そういう考えの人。

 

 

 

1に子供

2に子供

3にも子供

4に仕事

母親(妻)は8とか9番目くらい

 

 

 

かといって、子供に甘い父だったわけではなく、

躾にも厳しく、反抗は許されない。

自分が一家の大黒柱!

父親の言うことが家のルール!

 

 

そんな昭和のカタブツ。

 

 

 

 

怒られた時には、

「誰のおかげで何不自由ない生活ができていると思ってるんだ」

「誰が育ててやっていると思ってるんだ」

と、よく言われた。

 

 

 

「産んでって頼んでないもん!」

「もっと優しい親のところに産まれたかった!」

 

幼い私も反抗して言い返していたけど、

本心でもあった。

 

 

本気で、こんな頭の固い親は嫌だと思ったし、

「親だから」とか、「子供なんだから」と

管理されることが嫌で嫌でたまらなかった。

 

 

 

食べ物も、着るものも、家も、教育も、

割といいものを与えてもらっていたとは思う。

 

 

でも、この家に生まれてよかったと思ったことはないし、

そもそも、この世に生まれてよかった~キラキラ

特別思ったこともない。

 

 

それは私の心に問題があるのかも…汗

 

 

 

 

欲しいものだけ与えてもらっておきながら、

親の愛情(心配とか)は「管理されている」と嫌がることは、

だいぶ勝手かもしれない…

 

でも、親のその『管理』と『父親がルール』というのが、

本当に息苦しく、嫌で、苦痛で、

 

 

この人(父親)とは、人として合わないんだ。

 

と心底思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

多くの人が、「子供が欲しい」という。

私の旦那もそう。

 

 

 

妊活をしてみて、

妊娠することがどんなに奇跡的なことなのか。

 

流産してみて、

お腹で赤ちゃんが育つことが、どんなにすごいことなのか。

まさに『体感』した。

 

 

 

 

でも、妊娠できたとしても、

その子は生まれてきたかったのか、分からない。

産んでくれ~と頼まれて産むわけじゃない。

 

 

私のように、

別に生まれてこなくてもよかった。

と思うかもしれない。

 

 

 

頑張って愛情をかけて育てても、

私みたいな親を、子供は求めていないかもしれない。

 

 

自分の子供を虐待する親もいる時代。

私はそうならない!愛情を持ち続けられる!

 

そんな自信ない。

 

 

 

私も親が嫌いになった。

自分の子供にも、嫌われるかもしれない。

 

 

 

子供が欲しくない

と言うより、

子供をもつことが怖い

のだと思う。

 

 

 

 

 

とある男性と出会い、

結婚し、

子供が欲しいといわれたときに思い出したのは、

 

昔、父から言われた

「産んでやった」

「育ててやった」

だった。

 

 

別に、それに傷ついたわけじゃない。

 

 

「産んでって頼んでないのに」

「渋々育ててるなら産むなよ」

 

子供心にそう思った自分の気持ちが、

トゲとなってまだ刺さっているんだと思う。

 

 

 

 

 

このことを、旦那にも話した。

「自分の子供が、自分みたいになったら嫌だ。

 だから産むのが怖い」

 

 

旦那の返事はこう。

「俺たちの子は、すべて俺に似ていい子に決まっている。

 そして俺はいい親になれる自信がある。

 だから、安心して産んでくれ。産んでくれれば俺が育てる」

 

 

 

どこからその自信が来るのか不思議。。

でもその言葉が、今の私の支え。笑

 

もし子供ができたら、旦那に似ますように。。。