BuffaloのwifiルーターWZR-HP-G302Hのファームウェアを更新中に電源を落としてしまったらしいのですが 汗
確かにDIAGランプが2回点滅しています。
どうにかなりませんか?と言われ…
ネットで調べてみました。
親切な方々の記事が見つかりました!
ルーターのファームは何故か起動出来なくなるので、今回はDD-WRTで使用します。
参考にさせて頂いた親切な方々
Brew the Mash
「【ルーター】wzr-hp-ag300h復旧手順」
http://mashmorgan.hatenablog.com/entry/2016/01/04/001249
TAKAさん
「BUFFALO ルーター WZR-HP-G300NH 復活レポート」
http://akipara2.sakura.ne.jp/new_page_578.htm
ITLifeBlog
「WHR-HP-G300N 飛ばしたファームウェアの復旧」
http://lifeblogers.blog104.fc2.com/blog-entry-2.html
Planetleaf.com Lab.
「ファームウェア転送のまとめ」
https://lab.planetleaf.com/network/openwrt/firmware-transfer-summary-wh-hp-g300n.html
八雲の技術メモ
■[Misc]WZR-HP-G300NH のファームウェア書き込み失敗からの復活
http://d.hatena.ne.jp/marqut/20110821/1383674796
WZR-HP-G302Hの分解
裏ブタ(名盤のついている方)のゴム足4個をもぎ取ります。
ネジが見えるのでトルクスドライバか無ければマイナスドライバでネジ4個を外します。
このネジ、結構固いです。汗
下2個はマイナスドライバで外れたのですが上2個が外れず…カバーを割りました。笑
シリアル接続
基板にシリアルポートのホールがありますがG300NHとは逆向きなので注意
向かって左から四角いホールが3.3Vでその隣がGND、TX、RXの順でした。
電圧は3.3Vなので3.3V出力のUSBシリアル変換ケーブルで接続します。3.3Vのホールは接続しません。
私は、先日作った回路を使います。
「トランジスタでレベル変換する」
https://ameblo.jp/wakaba-1027/entry-12326682122.html
2段目のコレクタの抵抗が大きすぎてWZR-HP-G302HのRXの電圧が上がってくれなかったので500Ωに変えました。
TeraTermを起動してCOMポートに接続
WZR-HP-G302Hの電源を入れると、BUFFALO U-BOOTが起動します。U-BOOTが起動しない場合は諦めましょう。
DD-WRTのダウンロード
dd-wrt.comのサイト
https://www.dd-wrt.com/site/support/router-database
から
Router Databaseのテキストボックスに「WZR」と入力
リストが表示されるので下の方の「WZR-HP-G302H」をクリック
「wzr-hp-g300nh2-dd-wrt-webupgrade-MULTI.bin」をクリックして保存
バイナリエディタのダウンロード
freesoft100のサイトから「Stirling」をダウンロード
https://freesoft-100.com/review/stirling.php
wzr-hp-g300nh2-dd-wrt-webupgrade-MULTI.binの編集
ダウンロードしたファイルを解凍して出来た「Stirling.exe」をダブルクリック
「ファイル」-「開く」でwzr-hp-g300nh2-dd-wrt-webupgrade-MULTI.bin
を開く
「27 05 19 56」より前(赤で囲んだ部分)を削除して名前を付けて保存
名前は短い分かり易い名前にした方が良いです。
TFTPのダウンロード
「SolarWinds TFTP」をどこかから探してダウンロード、インストール
(手抜き)
Windows10の設定(作業終了後は必ず元に戻しておきましょう。)
ファイアウォールをOFFにしておきます。
Windowsファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可を開きます。
TFTPは標準では使用出来なくなっているのでチェックを付けて使用を許可します。
「ネットワークと共有センター」-「アダプタ設定の変更」
からインターネットプロトコルバージョン4のプロパティを開いてIPアドレスを「192.168.11.2」に、デフォルトゲートウェイを「192.168.11.1」にします。
IPアドレスを固定にしておく(DHCPをつかわない)と、追加でIPアドレスが入れられます。
TFTPの起動
TFTPを起動します。「設定」-「一般」でストレージのディレクトリを確認します。
確認したディレクトリに上で修正したbinファイルをコピーしておきます。
binファイルはルーターから読みに来る形になります。
DD-WRTの読み込み
ルーターの青いポート以外のポートにLANケーブルを接続して、電源を入れます。
TeraTermで
tftp server(receive) go, waiting:4[sec]
が表示されたらCtrl+Cを連打
<INTERRUPT>
が表示されたら、
> iminfo
## Checking Image at 81f00000 ...
Bad Magic Number
と叱られます。
> tftpboot 81f00000 wzr.bin ←上でTFPTのストレージディレクトリにコピーしたファイル名
Loadingが正常終了したらもう一度
> iminfo
## Checking Image at 81f00000 ...
Image Name: DD-WRT v24 Linux Kernel Image
Created: xxxx-xx-xx xx:xx:xx UTC
Image Type: MIPS Linux Kernel Image (lzma compressed)
Data Size: xxxxxxxx Bytes = xxxx.x kB
Load Address: xxxxxxxxx
Entry Point: xxxxxxxxx
Verifying Checksum ... OK
と出ればOK
> printenv
fw_eaddr=BF060000 BEFFFFFF
filesize=11f2000
fileeaddr=81F00000
をメモ
ここから真剣に
fw_eaddrを消します
> erase BF060000 BEFFFFFF
81f00000番地にインストールした11f2000バイトのデータをbf060000番地にコピーします。
> cp.b 81f00000 bf060000 11f2000
正常終了すれば、ルーターを再起動
DIAGの2回点滅が無くなっている筈です。
DD-WRTは初期設定「192.168.1.1」で起動します。
ブラウザから192.168.1.1を開きます。開けない場合はPCのTCP/IPv4のプロパティを見直します。
始めてDD-WRTを開いたときはIDとパスワードの設定画面が出ます。
SSIDとWifiのパスワードを設定すると取り敢えずアクセスポイントとして利用出来ます。
ルーターとして利用する場合はもう少し設定が必要です。
以上、ご利用下さい。(。・ω・)ノ゙