ふと、自分はよく生きてこられたなぁ、と思うことがあります。


あのとき、死んでいてもおかしくなかった


そんな経験が5回ほどあります。


5回目は大学生のとき。


車を運転中の不注意。自分が死ぬだけならまだしも、自分の不注意で誰かを巻き添いにしてしまっていたかもしれない。


思い出しては足がすくみます。


そして、そんな怖い記憶が蘇ると同時に

守られているなぁ

感謝してもしきれない熱い想いが溢れてくるのです。


あのとき、生かされた

あのとき、誰の命も奪わずにすんだ


それは目に見えない大きな力のおかげ。


私は子どもの頃から「大きな力」の存在を感じていました。




私の母は祖父が戦争から帰ってきてから生まれました。母が生まれて数年で祖父は亡くなりました。

その祖父が亡くなった日と私の誕生日が同じなのです。


「あなたはおじいちゃんに守られている」


母の口癖によって、私は会ったこともないおじいちゃんの存在をいつも感じていました。


大人になるにつれて、ご先祖の力、目に見えない大きな力に守られているという感覚は確信に変わり


それは私だけでなく全ての人がそうであることにも気づきました。


全ての人が守られているのですが、その力に気づき感謝して「自分は運がいい」と思って生きるのと、その力に気付かず「自分は運が悪い」と思って生きるのとでは


人生の豊かさに大きな差が出てしまうような気がします。


私がその力に早くから気づかせてもらえたのは、母の口癖のおかげ。


親の口癖は大事です。


私にとっては母の口癖こそが最高のプレゼントだったのです。


△△△△△


私は子どもたちに宝物のような宝石のような口癖をプレゼントできただろうか