若い女性の患者さんから連絡がありました。
「親子間の激しい言い争いがあった。家に帰りたくない。どうしたらいいか。」
というものでした。
自己否定が強く、自殺願望もある女性です。
こんなとき、何を言ったら
彼女に愛が伝わるのか?
自殺を防ぐことができるか?
「うちにおいで」と言う?
「今日はホテルに泊まったら?」
と今晩泊まる宿を一緒に探してあげる?
ホテル代を出してあげる?
16年女性外来をやってきて
彼女ほどの強い自己否定を抱える患者さんは
数えるほどしかいませんでしたが
その人たちには共通点があります。
全員、20歳以上なのに
親に連れられて受診した、ということです。
親は「これだけしてやったのに!」と言います。
子どもは「すべて親に決められた。親の価値観を押し付けられた!」と言います。
だからこそ、私は彼女に
「どうしたらよいか」と聞かれても
「こうした方がいい」とは言いません。
「あなたが決めたことを応援します」
と言います。
そうすると、どうなるか。
「最低な医者」という評価になります😅
これまでそういった患者さんには
何をしても罵倒されてきました。
今回もきっとそうだろうな😢
そもそも、私にできることがあると思う方が
おこがましい…
祈ることしかできないときもあるのです。
彼女たちは、ただひたすらに
親の無償の愛だけを求めているのですから。
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彼女たちが
自分のなかの神性や愛に
気づく日がきますように✨
うちの守護犬