「ポール・スミザーの剪定読本」①:ポール・スミザー著 | 節操の無い庭

節操の無い庭

築40年超えの中古物件で意図せず手に入れた和の庭園の模様。自然、生き物、家族、自分のことなど。備忘録。

  庭木の剪定はおろか、草むしりもろくにしてない人間だが、図書館で目にとまって借りた本。

カカア殿下の根元キリコさんが、定年退職した夫、根元良夫に庭いじり・手入れのあれこれを半ば強制的に指令する。良夫はそれに従い実践していく。だけど、ことごとく上手なやりかたのポイントをはずす。

まっすぐに誘引してしまって、てっぺんしか咲いてないクレチマスとか、屋根の上で、咲いてしまっている(見えない)つるバラとか。それを諭すような語り口調で問題解決していく形で読みやすかった。

 

荻巣樹徳先生との対談を抜粋より

「日本人は時間の経過を無視するんだよね 庭の竣工時にきれいじゃないといけない。5年後、10年後を見ない」

「最近作られた良い庭って少ないよね。10年後の姿はおろか、1年間の計算さえされてない。しかもメンテナンスがいい加減。どんどん消えていく庭しかない」

 

 この家に住みだしてから約4年。前の家主さんは、時間をかけて和の庭園をつくりあげたのだろう。残していってくれた庭木の書物の数々。つくばいに池。灯篭。木の配置。こつこつ造った自慢の庭だったのだろうけど、知識のない自分たちには、到底手に負えず。外国人の夫は伝統もへったくれもなかった。手当たり次第好きなように変革中。池は砂場になってしまったしね。このブログのタイトル、まさに節操なし!立派な紅梅の木も切ったし、さざんかとか、毛虫のでやすい木もどんどん倒した。家主さんのことを思うと心が痛くて。よく庭のことで喧嘩もした。切るとか切らないとか。ただ負担でしかなかったよなあ。庭を楽しむ余裕も無かった。

でも、最近やっと庭への愛着ってもんが湧いてきた。切られた場所もむしろすっきりで気に入ってる。和の形としては、どんどん崩れてしまっているんだろうけど、いい加減なメンテナンスだろうけど、かなり楽しませてもらっている。

 話は戻るけど、上の抜粋。1年後どころか明日の計算すらされてない我が家の庭、、、。10年後はどうなっているんだろう。歳とっても管理できるのだろうか、、、。心配。計画性が必要。