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及ばぬ高き姿を体現する
子宮系歌人 梶間和歌です。
先日、友人主催の
オンライン読書会というイベントに
参加しました＾＾
おもしろいですね！
彼女のお仲間は
オンラインで読書会ばかりか
お掃除会まで
定期開催しているそうです。
ひとつの場所に集うのではなく
オンラインでつながって
時間を決めて
せーので読書
せーので各部屋をお掃除
このご時世、アイディア次第で
何でもできるなあ＾＾
おかげで私も
こんな事を思いつきました。
梶間和歌@WakaKajima
梶間和歌歌集『生殖の海』のオンライン読書会やシェア会っていいな！ と、オンライン読書会に参加して思いつきました😊 参加してというか、いま参加しています笑。詳細はまた！ #梶間和歌 #生殖の海 #読書会
2020年05月14日 20:04
今回私の読んだのは
久松潜一編『中世歌論集』。
定家の歌論はすべて読み、
後鳥羽院パートと為家パートも
読んでいたのですが、
ほかの歌論は未読、
または途中まで読んで積ん読
という状態。
なのでこちらに挑戦したのですが、
結局読んだのは後鳥羽院パート＾＾
後鳥羽院好き＾＾
『後鳥羽院御口伝』です。
読み終えたあと、
イベントページに各自の感想を
シェアする機会がありました。
私の書いたものを
こちらにも転載しますね。
11本ある歌論のうち、
『後鳥羽院御口伝』を再読。
『為兼卿和歌抄』を途中まで。
どちらも鎌倉時代のもの！
はい、難しい！
辞書を引いても引いても
わからないところだらけ！
なので、言葉尻より
文章の風情とか行間とかから伝わってくる雰囲気を
味わうことを優先。
『後鳥羽院御口伝』を
再読して……
こいつ、マジで
定家のこと好きなんやなあ、
と改めて痛感しました＾＾
定家も後鳥羽院のことが
まあまあ好きだったと思うけれど、
少なくとも後鳥羽院側は定家のことが
本当に好きだったのだと思う。もともとは。
好きすぎて好きすぎて
お互いに好きすぎたからこそ
似ているところもたくさんあったからこそ
大小の違いがゆるせなくて
関係性が決裂。
その結果、
歌論の約半分を費やして
定家を酷評する
という
相手のことが好きでなければ
絶対にしない
エネルギーの注ぎ方をして、
その歌論を後世に残したのだなあ。
離婚した元夫の
不適切や不誠実を
言い続ける元妻、みたいな。
好きなのだねえ。
好きという気持ちを
真っ直ぐに好きと表現できなくなるのは
つらいねえ。
来世では
互いの違いも尊重し合える
成熟したラブラブカップルになってください。
ちゃんちゃん。
後鳥羽院と定家の関係性は、
薄い本が書けそうなくらい
興味深いです。
愛憎綯交ぜ
可愛さ余って憎さ百倍
嫌よ嫌よも好きのうち
いろいろな日本語がありますね。
そういえば、以前このテーマで
『定家と後鳥羽院』という
エッセイを書いたこともありました。
もしご興味がありましたら
お声掛けください＾＾
1500円（税込）で
PDF版をお送りしますので。
『定家と後鳥羽院』って、
タイトルがそのまんまだな。
変えようかしら。
寄稿の締め切り間際に
一気に書き上げたので、
本文はともかくタイトルに
頭を使う余裕がなかったのだ、
と記憶しています。苦笑
歌集『生殖の海』読書会
については、
もう少し落ち着いてから
練って、改めてご案内します。
LINE公式アカウントでの
お知らせが一番早いでしょうね。
ぜひ登録しておいてくださいね＾＾
まだ歌集が手元にないという方は
それでは、またね＾＾
