*:..。o○ ○o。..:*
リーディング短歌書き下ろし
1月末日まで、無料企画も。
→★
『源氏物語』を使った心理学講座。
紫上の前半生を題材にします。
執筆、講義のご依頼はお気軽に・*:.。
→★(執筆関係)
→★(講義関係)
*:..。o○ ○o。..:*
崇徳院に百首歌奉りけるに、無常歌
世の中をおもひつらねてながむればむなしき空に消ゆる白雲
藤原俊成
新古今和歌集雑下1846
【口語訳】
世の中を、人生のことを
あれこれ考えながら
何ともなしに表を眺めていると、
果てしない大空、虚空に
かすかに見えた白雲が消えてゆく。
(訳:梶間和歌)
【本歌、参考歌、本説、語釈】
おもひつらねて:
あれこれ次々と考えて
ながむれば:もの思いにふけって
ぼんやり眺めていると
むなしき空:
「虚空」を訓読みした歌語。
*:..。o○ ○o。..:*
俊成の歌は、
イメージとしては枯葉色。
一見地味なのだけど、
実に味わい深くて、
一度踏み込むとやめられない。
世の中をおもひつらねてながむればむなしき空に消ゆる白雲
*:..。o○ ○o。..:*
執筆、講義のご依頼はお気軽に・*:.。
→★(執筆関係)
→★(講義関係)