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4月末にて、東京での活動を終了いたしました。
5月以降はオンライン講座やブログでの活動を
メインと致します。
『源氏物語』を題材に心理学講座を開催します。
5月はお休みして、第8回講座以降は
6月以降にオンライン講座のご案内をしたく思います。
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「心の花」2013年12月掲載分(9月提出分)詠草
梶間和歌
☆はつ秋の宵の月こそかなしけれ待つべき者の誰(た)れとなき身を
試みに手折(たを)らばたをれいにしへの薫りよそふる時にやはある
☆道の端(は)に打ちやられたる緋扇(ひあふぎ)を盛夏を葬(はふ)るまつむしのこゑ
恃(たの)まじなさるかね言(ごと)も思ひみじ扇は秋も忘られぬべし
もの思へば乱るゝ髪のすぢごとにゆびの触るらむしら萩の花
☆恃(たの)みしはなしと思へどあくがるゝ魂(たま)こそ夢を通はむとすれ
花のいろ川の流れのことわりに身こそ憾(うら)むれ怨みゝはせじ
☆露の置く浅茅が原のしのゝめの雲のあひよりあらしたつ也
(☆のあるものが掲載されました)
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【本歌、参考歌、語釈】
はつ秋の宵の月こそかなしけれ待つべき者の誰れとなき身を
桐の葉もふみ分けがたくなりにけり必ず人を待つとならねど
(式子内親王 新古今和歌集秋下534)
道の端に打ちやられたる緋扇を盛夏を葬るまつむしのこゑ
恃まじなさるかね言も思ひみじ扇は秋も忘られぬべし
秋の扇:夫の寵を失った女性を
秋になり用のなくなった扇に喩えたもの。
王昌齢 「西宮秋怨」などの漢詩に、
その輸入で和歌にも取り入れられてきたモチーフ。
まつむし:「待つ」を掛ける
かね言:約束の言葉
忘られぬべし:忘れられるはずだ
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