汗をかいたら・・・体液に近いミネラルバランスの塩 by 『イオン化ミネラルと水』
「イオン化ミネラル」、すなわち、「水に完全に溶けた電解質の状態で体に吸収されやすいミネラル」の活用を研究されている八藤眞氏の著書『イオン化ミネラルと水~その食品加工への利用~』(発行・平成22年、光琳)という本をご紹介しています。
昨日の続きで、「ナトリウム」の項を引用してご紹介いたします。
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ナトリウムの損失は90%以上が腎臓経由で、甚だしい発汗がない場合は、尿中の排泄量によって正確にコントロールされています。
運動などによって大量の汗をかけばナトリウムも損失されています。
運動を持続していると一定の時間を過ぎると汗はNaClが弱くなります。
運動を持続していると一定の時間を過ぎると汗はNaClが弱くなります。
当然水分も損失していますから、水分の補給が脳指令として出され、のどが渇いたというシグナルになります。
しかし、その時の水は、単なる水を飲んでしまうと、損失されたナトリウムは補給されずに水分だけが補給されるため、体液としてはさらに薄まってしまい、それを繰り返すと運動力低下も伴い動けなくなってしまいます。
しかも疲労感も取れず回復が遅くなる訳です。
もちろん、汗で出てしまった分、腎臓での排出は少なくなる仕組みは出来ていますが、不足した分のナトリウムを補給しない限り疲労感は収まりません。
そこで、生理的食塩水とミネラルバランスリンゲル液とで、運動中の補給水としてどちらが適切か比べてみると、単なる水より生理的食塩水の方がよく、生理的食塩水よりミネラルバランスリンゲル液の方がよりよいという結果なのです。
(橋本注:ミネラルバランスリンゲル液とは、体液のミネラルバランスに沿った液体のこと)
筋肉運動をすると、ミネラルの連携プレーでナトリウムだけでなく、カルシウムもカリウム、マグネシウムも同時に働いて消費されてしまいますから、単なる塩水よりもリンゲル水の方が体としての要求にかなっていることになります。
しかも、運動途中であっても疲労感の回復力が早く、持続力が伴ってきます。
したがって、食塩として摂取する塩もNaCl単体ではなく、体液組成のリンゲルバランス塩が食塩として適していると考えて実践していますが、世の中の塩はそのバランスなど考えておらず、海水から作ればよい塩と思いこんでいる点は今も問題です。
塩は生理的になくてはならないミネラルなのですが、摂り過ぎによる害ばかりが強調され、常に悪者扱いされています。
そんなに悪ければ食べなかければ良いのではなとなったら死を招くことになります。
NaCl(塩化ナトリウム)だから高血圧・腎臓に負担がかかることになるのです。
NaClの浸透圧は強く、NaCl濃度が高くなれば脱水力も強く細胞を締めつける結果となりますが、NaCl以外のCa、Mg、K、Zn、Fe、Mnなどバランスと微量ミネラルを含んだ塩は、細胞内外の浸透圧を調整することになり、一方的な締め付けはなくなる訳です。
NaCl単品だからこその害であって、バランスを取った塩の方がその害は大幅に緩和することになります。
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運動して汗をかいたときも、ただの塩化ナトリウムや塩水ではなく、体液に近いミネラルバランスの塩やドリンクが必要ってことなんですね。
運動して汗をかいたら、携帯用の塩「汗をかいたら塩じゃなぃかぃ」が便利ですよ。
それから、「わじまの海塩」「わじまの水塩」を使った手作りスポーツドリンクのレシピは以下に掲載しています。
→ http://ameblo.jp/wajimanokaien/entry-10637784006.html
ご参考にしてください。
運動して汗をかいたときも、ただの塩化ナトリウムや塩水ではなく、体液に近いミネラルバランスの塩やドリンクが必要ってことなんですね。
運動して汗をかいたら、携帯用の塩「汗をかいたら塩じゃなぃかぃ」が便利ですよ。
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