アレルギー・花粉症とマグネシウムとの関係  | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

アレルギー・花粉症とマグネシウムとの関係 

4月25日のブログ で、独立行政法人・水産総合研究センター中央水産研究所の和田時夫所長より、「わじまの水塩」で、肌が白くなったり、シワが消えたり、痒みが消えたりするのは、マグネシウムの働きだと伺ったことを報告しました。

4月27日のブログ では、東京慈恵会医科大学の横田邦信先生の著書「マグネシウム健康読本」 (現代書林・2006年)を紹介しましたが、マグネシウムには、皮膚の保湿力やアシルセラミドの合成力があり、アトピー性皮膚炎の改善にも役立つということでした。

保湿作用や皮膚の新陳代謝の活発化で、美白やシワにも効果があるわけですね。

今日は、セキひふ科クリニック院長・関太輔先生と医学博士&栄養士・東畑朝子先生の共著による『天然にがりがすごく効く』(2004年・永岡書店)という本の中から、アレルギーとマグネシウムの関係について引用して紹介します。
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アレルギー症状といって思いつくのは、花粉症やアトピー性皮膚炎などが代表選手でしょう。

これらは1971年に塩田による製塩が禁止され、精製食塩が食卓に上るようになってから、つまり塩からにがりが取り除かれてミネラルが不足し始めたころから増えたといわれています。


それは体内のミネラルバランスがくずれると、アレルギーなどの免疫系のトラブルが起こりやすくなるとも考えられているからです。

ではアレルギー反応はどうして起こるのは、簡単に説明しましょう。

アレルギー反応を起こす主役は、体内のIgE抗体です。

この抗体は、ホコリや花粉などの原因物質が体内に入ってきたときに、それらを排除しようとして作られるもの。こられを免疫反応といいます。


アレルギー体質出ない人は、これらの物質が体内に入ってきても、このような免疫反応は起きず、IgE抗体が作られることもありません。

原因物質に対して過敏に反応してできてしまったIgE抗体は、普段はマスト細胞(肥満細胞)の表面で待機しています。

そして、ふたたび体内に侵入してきた原因物質をキャッチして、マスト細胞へ指令を出すと、命令を受けてヒスタミンなどの化学物質が放出されます。


このヒスタミンがくしゃみや鼻水、炎症などを引き起こすのです。

にがり(注:主成分はマグネシウム)はこのアレルギー反応を抑える症状があることが、最近わかってきたのです。

花粉症は、アレルギー反応で起こります。

にがり(注:主成分はマグネシウム)は花粉が体内に入ってくることでできてしまうIgE抗体を作りにくくする、そしてくしゃみや鼻水のもとであるヒスタミンの放出を抑えてくれる、そんなうれしい働きをしてくれるのです。


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「わじまの水塩」で鼻うがいをしたり、「わじまの水塩」をティッシュにつけて鼻の奥につっこむと鼻水が止まったり、鼻の通りがよくなったりするというのも、このマグネシウムのヒスタミンの放出を抑えるという働きなんですね。