適度な塩分で体温アップ by「体温を上がるとあなたは必ずやせる」 | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

適度な塩分で体温アップ by「体温を上がるとあなたは必ずやせる」

「体温を上げるとあなたは必ずやせる」(マキノ出版、平成22年1月)より、昨日は、体温を上げてやせる2大アイテム をご紹介しました。


今日はさらに、その効果を高める7大ポイントの中から、「適度な塩分で体温アップ」について、引用してご紹介します。


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塩分には体を温める作用があります。むやみに制限するのは低体温を助長することになるので、適度にとるようにしましょう。


精製塩にも体をあたためる作用はありますが、ミネラルの豊富な自然塩の方がより望ましいでしょう。


摂取量の目安は、とくに決まっていません。その人その人に適切な塩分量があり、その日の発汗量などによっても、必要量は違ってきます。


一番よいのは、自分の本能を信じて、おいしいと思う分量をとることです。


この場合も、さきほど述べた「出してから入れる」の原則で、ショウガ紅茶やもも上げツイストなどで発汗や排尿を促したあとにとるようにすれば、塩分が体内でしっかり利用・排泄されて、より効果的です。


ただし、血圧の高い人は、一般に塩分制限をされているので、「本能に従って」といわれても、果たして自分はそうしてよいのか、とまどうかもしれません。このヒントになるのが、「塩分感受性」の問題です。


アメリカのF・C・パーター博士らは、塩分摂取を増やして血圧が上がる人と、上がらない人がいることを突き止めました。博士らは、前者を「塩分感受性の強い人(全体の40%)」、後者を「塩分感受性のない人(約60%)」と位置づけました。


つまり、少なくとも後者の「塩分感受性のない人」は、血圧のことを気にせず塩分をとってよいことになります。


漢方でいうと、白黒で冷えのない人は前者に相当し、塩分をとりすぎると血圧の上昇を招くおそれがあります。


一方、色白で冷え性の人は、ほぼ後者に相当し、体を温めるために適度な塩分をとることがすすめられます。


よくしたもので、一般に前者は、あまり濃い塩分を欲しがらない傾向があります。けっきょくは、本能で自分に必要なものを見分けているのです。


ただし、前者であっても、多量の発汗や下痢などで体から塩分が抜けると、本能として塩分をとりたくなります。


そのようなときには、適度にとっても差し支えないものです。


いずれにしても、冷えがある人は後者の可能性が高いので、むしろ適度な塩分をとることが健康法であり、ダイエット法になることが多いのです。


適度な塩分をとることを、体を温める他にも、ダイエットに役立ちます。

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本能にしたがって摂るというのは、言い得ていると思います。汗をかいたあとには、塩をとって、甘く感じて、体がほっとするようなときもあれば、しょっぱく感じるときもあります。


心配な方は、塩を摂るなら、低温結晶で、塩素とナトリウムを排出しやすい「わじまの海塩」を。