フランス・ゲランドの海塩と日本・わじまの海塩
先日、ブログで出会い、わじまの海塩を広島地区で販売しれくださっているベリタリア さんが出張で東京に。連絡をいただいて、六本木ミッドタウンで、ランチとお茶をしました。
お茶は、地下1階の「HENRI LE ROUX」(アンリ・ルルー)で。
ここは、フランス・ブルターニュ特産の有塩バターを使ったキャラメルが有名な店。
これが、その塩バターキャラメルのケーキ。
そのバターの原料に使われているのが、フランス・ブルターニュのゲランドの海塩です。
ショップカードによると、ブルターニュ生まれのパティシエのアンリ・ルルーさんいわく、
「ゲランドの自然海塩を練り込んだその独特の風味は、味の記憶として私の身体に刻まれていました」ということです。
フランスの主婦の間では、「岩塩よりも海の塩。海の塩の中ではゲランドの塩。ゲランドの塩の中ではフルールドセル(塩の花)」というのが常識になっているそうです。このことを最初に教えてくださったのが、現在、政策研究大学院大学の客員教授・愛川・フォール 紀子先生。フランスに30年以上住んでいらっしゃった方です。
身体に有益なマグネシウムがほとんど含まれていない岩塩。そして、海水の中でも、とりわけ、海産物や海藻が豊富な海水を使った海の塩。沈殿物を含まずに、海水の表面に浮かび、ミネラルがイオンの状態に溶けやすい塩の花。
食と農が進んているフランスでは、理屈ではなく、伝統的に、そして、感覚的に、本能的に、食にとって、身体にとって何がいいかということを、わかっているのでしょうね。
あれだけワインを飲んで、あれだけバターを使っているフランス料理を食べて不健康なように思えるのに、フランスは、女性の平均寿命が、日本についで世界2位。
その秘密は、きっと、受け継がれている塩の常識にあるのでしょう。
そのゲランドのフルールドセルと「わじまの海塩」は、ナトリウムとマグネシウムの割合が似ています。
そして、それは、人間の血液のナトリウムとマグネシウムの割合とも同じです。
世界に誇る日本の塩です。