今朝の我が家…
チビ2人とダイヤ&Ladyの世話からスタートです。
仕事から帰ってきてからは、まだ明るかったので相棒クン達を連れて散歩へ…
Kamuyもだいぶ並んで歩くことができるようになってきましたが、まだまだ練習は必要です。
さて、
このブログでは時々悪徳工務店の施工瑕疵に悩まされるログハウスの施主の方からメッセージをいただくことがありますが。
僕もそうだったように、ほとんどの施主の方は悪い意味でポジティブな思い込みをしようとしている場合が多い印象なのですよ…
施工請負工務店に対し、
「きっと不具合を問い質せばしっかり修繕してくれるだろう」
とか、
「定期メンテナンスの時に徹底的に追求すれば対応してくれるだろう」
とか。
まぁ、住宅ローンを背負い、大金を支払い手に入れたマイホームに悪夢を結びつけたくない気持ちが先走り、自然とそういう思いを持ち続けたくなるもんだとは思いますが。
ただ、冷静になれば、わかると思うんですがね…
もし本当に施工瑕疵に真摯に向き合えるプロの施工請負工務店ならば、
施主に対しマウントを取ったり、
上から目線で対応してきたり、
忙しさを全面に出して対応がやたら遅かったり、
ロクに不具合の確認もせず「そんなもんです」なんてセリフで誤魔化したり、
施主に向かって修繕方法だけ伝えて「自分で直せ」と言ったり、
…なんてことはありえないわけで。
中には、そんなイイ加減な施工請負工務店の襟を正してやろう…ぐらいの威勢を当初は持っている施主の方もいるようですがね…
で、
悪徳工務店側にとっては、そんな面倒くさい施主に対しては、伝家の宝刀とも言えるセリフで消沈させようとするわけです。
「そんなに文句があるならば "弁護士" を通して言ってきてくださいよ」
…と(爆)
まぁ、それで大半の施主は何も言えなくなってしまうわけで…
で、
自宅の建設を請け負った工務店を悪徳だと信じまいと思いこんでいた悪夢からようやく目を覚まし、現実を知るのですよ…
あ、この工務店はやっぱりブラックだった…と。
そして、
既に時遅し…と。
そう施主に思い込ませることができたら、悪徳工務店にとっては思うツボなんですがね。
住宅瑕疵担保保険の期間である、建物完成引き渡し後10年の間、施主を "弁護士" ワードで脅してクレームを燻らせれば悪徳工務店の勝ちとなるわけで。
そうやってログハウス業界はどんどん下火になって廃れていったのが実態で、
こういった素行の悪さが、天に向かって唾を吐いていることにつながっているんですがね(爆)
ハンドカットを辞め、マシンカットの建設棟数も少しずつ減らしていき、ログハウス業から手を退いて、フツーの家の工務店へとシフトしていったりね(笑)
無垢材の壁でも貼ってログハウスっぽい家をラインナップに入れてみたりしだしたら末期症状ですな…(爆)
シレッと屋号を替えて方向転換なんて手口もあるしね。
そんな流れで幕引きしてしまえば工務店側は上手く逃げられるかもしれませんがね、
一方、とんでもない貧乏くじを引いた施主にとっては耐え難い問題なわけでして。
ただ、
住宅瑕疵担保保険に入っている住宅ならば、
施主にとって問題解決の糸口になってくれる可能性があって、
住宅リフォーム・紛争処理支援センターで色々と住宅のトラブルに対応してくれる仕組みになっていることは、意外と知られていないのかもしれません…
まぁ、我が家の場合も初めはそんな窓口があることも知らなかったし、
知った後も「どーせ形だけで大した保証なんか何も無く泣き寝入りするのが現実だろ?」と期待もしてませんでしたが。
ただ、「弁護士を通せ」とか息巻いている悪徳工務店に対しては、やり方によっては施主側にとっても法的に対処できる仕組みが構成されていると思われます。
まぁ、単にこのシステムを機械的に使えばどうにかなるものではなく、ある程度コツは要るというのが実状ですがね。
こういった施主側が対応できる手段もあるわけで、
悪徳工務店に上手く丸め込まされて悪い意味でポジティブな思い込みをして解決の糸口を見つけようとしている施主の方がいるならば、
早く目を覚ますべき事案だということを知ってもらいたい限りですね…