今朝の我が家…
少しずつ体調が回復に向かってきていますが、
今朝もチビ2人と略式でダイヤの世話をしました。
さて、
今日の午後は、職場から1時間ほど高速を走り、某介護施設へ行き、
認知症患者を対象とした脳機能計測を行ってきましたが…
しかし、
毎度考えさせられるのは、後期高齢者の晩年ってやつですね…
今日対象とした被験者のひとりは、脳機能計測を行う際に簡単な作業方法を何度伝えても全く覚えられないわけで。
ただ1桁の数字2つを合わせて足した数を紙に書いてください
…と言っても、2つの数字を足すことができても、何度練習しても答えを書く場所を覚えることができないのですよ。
過去の経験の記憶はある程度呼び起こせても、
新しいことを覚えることはほぼ不可能な状態なわけです。
日常会話はそれっぽくできても、
恐らく記憶力という点では3歳児にも劣るくらい…
自分にもこんな晩年が待っているとするならば…
そう考えると、それまでに自分が積み上げてきたものは殆どが無意味なものになってしまうのかも…というところに行き着くわけで(汗)
まぁ、本人は痛くも痒くもなく少しずつ呆けていくのだから、そんな自覚もないんだろうけどね。
ただ、こんな高齢者がどんどん増えていくニッポン…答えが見つからないまま深刻さは増していくんだろうな、と。