今年になって映画観る度にぽつぽつ書くようになった(各種B級映画レビュアー様の影響があることは否定しない)映画感想が溜まってきたのでせっかくだからアップ。
あくまで個人の感想なので、しっかりした批評でもレビューでもないのでその点はご了承ください。
ザ・ブリザード(劇場)
史上最大級のブリザードの中、定員たった12名の木製救助艇で、真っ二つに裂けたタンカーに残された32人の生存者をどう救出するのか――。
胸熱極まりないシチュエーションではある。ただし丁寧に描写されれば。
ぶっちゃけた話、本作の見どころは事故発生後のタンカー内部と、そして救助艇がタンカーに辿り着くまで。
救助艇が荒波に揉まれながら現場を目指し続けるシーンは呼吸を忘れるほどの迫力で思わず肘掛けにしがみついてしまった。4DXだったら多分死んでた。
ただ、一波切り抜けるごとに挟まるヒロインのシーンが(より正確に言うとヒロインのキャラが)結構な不快度指数でせっかくの緊張感を台無しにして心に穏やかでない波風を立ててくれる。実話だから仕方ないね。
実話という錦の御旗は展開がご都合主義だという批判も「事実だから仕方ねーだろーが」と右ストレートで殴り殺す。逆に実話を基にしてなかったら脚本家はズタボロに叩かれてたと思う。
どうでもいいがローン・サバイバーに続いて無能(というかいいとこなしの)指揮官役のエリック・バナを見せ付けられて辛い。
ドラゴン・ブレイド(劇場)
ジャッキーチェン主演のグラディエーター・イン・シルクロード。
「ジャッキーチェン対古代ローマ軍」というキーワードにティンとくるものがあったボンクラは迷わず観た方が良い。
内容はトンデモかと思いきや意外に真っ当な大河アクション。
ジャッキー演じる主人公とローマ軍指揮官との絆が深まっていくシークエンスは見事の一言で見どころの5割はその辺と言っても過言ではない。
残る5割はエイドリアン・ブロディ演じる悪役。「戦場のピアニスト」でオスカー獲った人がこんな香港映画(差別発言)に出て大丈夫かと不安になるが考えてみたら「プレデターズ」出てるし大丈夫か。抜群の存在感だった。
ここ最近のルックスが寄る年波には勝てない感のあったジャッキーもひどく精悍に映されており、初めてジャッキー(の外見)をカッコイイと思った。
ちなみに最後まで観てもドラゴンブレイドとはなんなのかは分からなかった。
オデッセイ(劇場)
置き去りにされたマット・デイモンが吹き飛ばない方。
頭を打った後遺症で幻覚を見続けるモーゼとエジプト人絶対殺すマンな唯一神を描いた巨匠リドリーが次に題材に選んだのはオタクのネット小説だった。
滅茶苦茶面白かった。ロビンフッド、エクソダスと二作続けて劇場でガッカリさせられたがリドリー・スコットは死んでいなかった。
絶望的な状況に打ちひしがれて鬱に入る事もなくポジティブに全力を尽くす主人公の姿はひどく小気味良い。
フロンティアスピリッツ溢れる彼だが、不思議とマッチョさが鼻につくことがないのは彼の隠しきれぬオタク臭故かもしれない。あの独り言の量(記録として残しているという設定ではあるが)と内容、間違いなくこちら側の人間だぜ。原作ではよりストレートに描写されているという話で読みたすぎる。
非リアっぽいところも最高だ。ハリウッド映画の王道としては地球で彼の帰りを待つ妻なり恋人なりがいそうなものだが、いない。素晴らしい。
そこで空いた尺をマークを置き去りにしてしまったクルー達と地上のスタッフとを描くのに費やすことで映画としての厚みがもりっと増している。
個人的な見どころは死なないショーン・ビーン。
あと、中盤に火星で重要な役割を果たすガジェットがひとつ登場するがそのくだりは最高だった。現実と作中とが明確にリンクする一瞬。思わず感動で目頭が熱くなった。
原作小説も読んでおきたいと思うが、ワトニーの吹き替えが神奈延年と知り吹き替えも超見たくなってる。
スナッチ(ソフト)
某動画サイトにてクソ映画レビューを手がけているとある投稿者様が名作レビューとして紹介されていたタイトル。
スタイリッシュなオープニングからハートは鷲掴み。
世界一かっこいいハゲことジェイソン・ステイサムが出ずっぱりではあるが、作中で殴り合うのは若かりし頃のブラピである。
キャラクターが多く視点もころころ変わるが展開についていけなくなるということはなく、終始軽快に群像劇は進展する。
中盤のとあるアクシデントは腹筋に突き刺さるピタゴラスイッチっぷり。
わりと人命が軽く吹き飛んでいくがゴア描写もなく、カップルでもご家族でも気軽に楽しめる快作だと思う。
ブラック・スキャンダル(劇場)
「ギャング、FBI、政治家が手を組んだアメリカ史上最悪の汚職事件」という煽りが広告詐欺であったことに失望するための122分。ギャングと政治家がジョニデとカンバーバッチ! と期待して観に行ったら「カンバーバッチはそえるだけ…」で大層肩すかしを喰らうための122分とも言う。
久しぶりにケヴィン・ベーコンがスクリーンで観れたのは個人的には嬉しい。オデッセイと間を置かずに観たためになぜかさっきまで「ケヴィンベーコンがアポロ13以来のNASA職員に!」と記憶の混線が起きていた。
実話がベースなので改変を加えるわけにいかなかったのかもしれないが、主要人物3人の幼少期をちょっとでいいから描くだけで印象は大きく変わったと思う。それがなかったために、汚職に手を染めるFBI職員がただの私利私欲で動いているようにしか見えず、静かに破滅を迎えるクライマックスも「残念ながら当然」以外の感想が出てこない。
見どころはどちゃくそ広い額(ウィッグだという話だが)を光らせ手当たり次第に人間を始末していくジョニデ。サスペンスじゃなくスラッシャーだコレ、と錯覚するレベルで良く殺す。
フェイク(ソフト)
ブラック・スキャンダルからさかのぼる事18年、もうひとつのジョニデでヤクザでFBIで実話ベース。
マフィアの中堅幹部を演じるアル・パチーノがとにかく素晴らしい。うだつの上がらないマフィアのユーモラスでさえある悲哀がじりじりと伝わってくる。クライマックスは一度見たら忘れられない。
観終わった後ひどく陰鬱な気持ちになるが後悔はなかった。
ただ、序盤で字幕が気になる瞬間があった。「ガセ物」て。「ニセ物」でいいじゃんよ! 戸田奈津子か!
リアル・スティール(ソフト)
パシフィック・リムが話題になると見かける「リアルスティールも見てください」という呟き。
よーしじゃあ鑑賞してやるぜと鑑賞しマジ泣き。
父と子の絆を、そして一人の男の魂を、一機のロボットを通して取り戻していく珠玉のヒューマンドラマ。
ベイマックスからサブキャラとヒーロー成分ともちもち外装をひっぺがして金属板で覆いヒュー・ジャックマンの雄臭(オスメル)を吹き付けてボクシングさせるとリアル・スティールが出来上がる。
ロボットボクシングのシーンで心の小学四年生男子をガッチリ掴まれたが(『超悪男子』は色々な意味でズルい)、それ以上に親子関係の描写が丁寧で、特にクライマックスの、あのシーンは……もう……、アカン。
それはそれとしてロボットボクシング最大のライバルとして登場するチャンピオン機、その運営チームを仕切る女ボス役のオルガ・フォンダから抑えきれぬエロスが漂っており大変股間によろしくない。
エンド・オブ・ホワイトハウス(ソフト)
2013年ホワイトハウス映画のうちレオニダス王が主演の方。
オープニングで大統領の車列を襲うチェーン付けるかスタッドレスタイヤだったら避けられた悲劇や、国籍不明の軍用機に首都上空まで接近を許すアメリカ空軍など、随所が致命的にガバガバである。
さらに主人公のトラウマや妻との擦れ違い、大統領の息子など「もっと面白くできただろ……?」という要素が多くすごく押井いや惜しい。
しかし駄作かと言えば断じて否で、鑑賞中はエンディングまで退屈することはなかった。
敵の首謀者役の韓国系俳優が素晴らしい存在感だった。エキセントリックな言動や忘れられない名台詞があるわけではないが、なんかひどく印象に残った。調べてみるとリック・ユーンという役者さんだそうな。注目したい。
そしてジェラルド・バトラー。
300で我らが王の勇姿を瞼に焼き付けた魂のスパルタンにとって、彼の死ななさそう加減は尋常ではない。次回作ではもっと無双してくれていい。
次回作といえばあきらかに出来が良かったもう一本のホワイトハウス映画「ホワイトハウス・ダウン」は次回作の話がなくこっちが続編決定ってどういうことよと思ったらwikipediaの
エンド・オブ・ホワイトハウス 製作費:7000万ドル 興行収入:2億7994万ドル
ホワイトハウス・ダウン 製作費:1億5000万ドル 興行収入:2億536万ドル
という数字を見て全てを理解した。
ヒトラー~最期の12日間~(ソフト)
「真っ当なオタクなら空耳動画で観たことある洋画」双璧のうちの一本。
ブルーノ・ガンツの総統閣下の演技は本当にすごい。
あと総統地下壕の閉塞感がこれでもかと表現されていて、観終わった後「つ、疲れた……!」と呻くレベルで息苦しい。
日本は首都を陸上戦力で蹂躙されなかっただけまだマシだったんじゃないかと思ってしまうレベルでベルリンの状況もキッツい。本土決戦なんてやるもんじゃねーです……。
女性が良く煙草を吸う。女性に限らず皆吸うんだけど女性の出番が多いのでいっつも煙草を吸っている印象がある。時代よな。それはそれとして、作中の乱痴気騒ぎシーンで軍帽被って士官に肩車されている上半身裸のネーチャン達がたいそうエロスでした。もう少しクローズアップしてくれても良いのよ。
しかし色々な建前を差っ引いて単純な見た目として、本当ナチスの軍服はかっこいいな……。
ゼロ・ダーク・サーティ(ソフト)
ビンラディン殺害に至るCIA職員の奮闘を描くサスペンス。
タイトルの語感だけでホラー映画だと思っていた。なんかパラノーマルアクティビティとかのPOV映画っぽくない?
とりあえず当たり前のことだが爆弾テロ怖い。毎度「えっ今!?」というタイミングで爆発が差し挟まれ、最終的には画面に自動車が映るだけで身構えるようになる。
だからこそなかなか作戦にゴーサインを出さないCIA上層部に対し「悠長なこと言ってんじゃねぇー!」という憤りを覚え、それが主人公とうまいことリンクして上司のオフィスに赤マジックで日数書き込みたくなるのだ。
そんな主演のジェシカ・チャステインはどっかで見たことあると思ったらインターステラーの大人マーフだった。ついでにクライマックスでシールズの隊員を演じるジョエル・エドガートンはブラックスキャンダルのメインキャストだしエクソダスのファラオだった。役でがらっと雰囲気変わるなあの人。
個人的な見どころはステルス仕様のブラックホーク。
エリア51の格納庫が開いた瞬間に「あ」と思ったら案の定だよ。やっぱりXファイル案件なのな……。
プリパラみ~んなのあこがれレッツゴープリパリ(劇場)
プリパラ劇場版。
あじみ先生ルートは通常、ひびき様ルートは応援上映、親衛隊ルートは未鑑賞。
応援上映はバルト9で体験。
ヲタのコールがガチすぎてこれは幼女先輩脅えますわぁ……(そういう劇場もあったと聞いただけで、観に行ったバルト9は大きいお友達しかいらっしゃいませんでした)。
ただ最初は厄介勢うぜぇっ……という顔になりましたがライブシーンは盛り上がりますね。トータルで言うと楽しかった。
キンプリ(劇場)
キンプリを見てください。