歪斗のチラシ裏

歪斗のチラシ裏

TRPG関係の駄文を垂れ流すスペースになろうかと。

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 前の更新で触れずにいたhuluで観たやつの感想と、あの大ヒット作について書くよー。

 

ボーン・アイデンティティー(hulu)

 huluのおかげで映画鑑賞がはかどるはかどる。

 個人的には最近の作品という感覚だったんだけど気付けば14年前なのね公開。マット・デイモン若ぇ……。

  ボーンシリーズのきっかけとなった第一作、ということでどんだけ面白いのかと思えば「あれ……意外と……普通……?」。

 アクションシーンの切り抜き動画(=見せ場)をニコニコで観ていたのは失敗だったかもしれない。

 戦い方が「徒手で対武器・対多数を想定しているアーツ」「身近なものを武器として使う」スタイルなため観ていて「雨宮兄弟とガチでやったらどっちが強いかな……」と思ってしまった。よくない。数的有利でたぶん雨宮兄弟。

 カーチェイスシーンのBGMが「『コラテラル』のクラブで流れてたやつだぁ」というのが一番記憶に残っている。

 

赤×ピンク(hulu)

 廃校でコスプレした女性がファイトする映画。

 アクション監督が牙狼とかに関わってた人だけあってけっこう良く動く。

 わりと肌も露わになるし濡れ場もある。けど原作はラノベ。

 コスプレファイトの団体を仕切っている座長が山口祥行、悪役が榊 英雄というキャストは俺得すぎる。  あとコーチ役の品川 裕もけっこう好きだった。

 ストーリーも王道な感じで良かった。 ただ主人公の造形にわずかに違和感。「俺は男だ」って主張する女性なのになんだそのロングヘア。

 

アンドロイド・コップ(hulu)

 huluでリブート版ロボコップのパクりと知れるジャケ写に心を射抜かれて即視聴。

 安定のアルバトロス作品。

 やばい。ジャケ写ではなんかいい感じを演出してるが本編だと胴体部のプロテクターがゴムにしか見えない。

 あとフェイスガード部分の赤いセンサーっぽい光も本編では入ってないので頭部が黒いゴミ箱にしか見えない。

 そして作中はほとんどヘルメットを外しているので「単にいつもプロテクターを着込んでいる白人男性」にしか見えない。

 最後の手段として一挙手一投足にロボ音を入れてアンドロイド感を出そうとしているのだが今度は「人間にしか見えないアンドロイドが普及しており社会に溶け込んでいる」設定と齟齬が生じる。作中の他のアンドロイドその音してないんだもん。

 ロボコップじゃない! ロボチープだ! いいぞぉ……、いい感じだ……。

 ただ本編は意外にも普通に観られた。

 主人公の黒人警官とロボチープの掛け合いが小気味良く、脚本は悪くない。

 ストーリーの展開は若ーっ干回りくどい感があり、すんなり背景が入ってこない。が、ラストに大きなどんでん返しが仕込まれており、そこがすごく良かった。

 

アーミー・オブ・ダークネス(hulu)

 huluがそっと用意してくれたアルバトロスの刺客第二弾。 「アメリカVS暗黒魔神軍団」というキャッチコピー、燃え上がる摩天楼をバックに上半身裸の屈強な男達(暗黒魔神軍団……?)が並び、それに一斉射撃を浴びせるアメリカ軍の兵士達。

 ジャケ写はそこそこナイスな感じだが、本編には「上半身裸の屈強な男達」しか出ません!!  いや一応アメリカ軍も出ている事になっているのだが「迷彩柄のパンツと黒Tシャツ姿でモデルガンを抱えている人達」をアメリカ軍と呼ぶのはアンクルサムに失礼すぎんだろ。

 内容もジャケ写詐欺に見合うひどさだったよ。思わずゴローちゃん顔で「そうそうこういうのでいいんだよ」ってなる感じよ。嫌いじゃないよ。

 

マッド・スピードhulu)

 huluがそっと用意してくれたアルバトロスの刺客第三弾。

 もちろんマッドマックス便乗系作品だが原題は「Road wars」でマッド要素一切ないのはすでに様式美。

 ただ、内容としては「砂漠で車でヒャッハー」がメインではなく、重要なファクターは「ゾンビ」。……いや、血しか飲めない、日光がダメ、っていうところからするとあいつら吸血鬼なんか……?

 なんかちらほら「記憶喪失」や「血清」など伏線ぽいものを散らしたうえで、まったく回収せず豪快にフェンスの向こうに投げ込んで球場を後にする感じの清々しいダメさがある。

 登場人物は多いが皆ちゃんとキャラ立ってるし展開もそこまで無理はないので鑑賞自体は苦痛ではなかった。 あと、子役が出てる映画間違えてるレベルで可愛い。

 

君の名は。(劇場)

 興行収入が留まるところを知らない大ヒット作。150億を超えたのすごいが千と千尋を超えるにはさらにあと150億ってのを聞いて爆笑しましたね。どんだけ売れたんよ。

 さておき、キンプリの頃から予告編を観ていて気にはなっていたので「どうしようかなぁ」と思いつつ、ハイローにうなされている間に大ヒット叩きだしていたため逆に「観なくていいかなぁ」ともなっていたこの一本。  まあ、結局観に行きました。

 結果。

 …………これが150億の大ヒットか……?

 いや、普通に面白かったです。話良く出来てたし。絵綺麗だし。スタッフロール見たら沖浦啓之やら錦織敦史やら豪華なお名前が並んでおり納得。そして三葉可愛いし。個人的ベスト三葉はバスケでシュートした後の乳揺れ。予告ですでに観たけど。あと神木くん演技うまい。特に中身が三葉の時。

 ただ「興行収入成績が映画の価値を決めるひとつの指標であるとすれば『君の名は。』は『HiGH & LOW THE MOVIE』の7.5倍傑作である」という事実は受け入れられねぇぞ。実際には映画の出来を収入で測れるわけではないことは重々承知の上でさ。

 これはあくまでアニオタが「新海誠もようやく一般に受け入れられるレベルに作家性を希釈させ良質なエンタメを生み出せるようになりましたなデュフフ」としたり顔で語るべき映画であってジブリ映画に匹敵する大ヒットを稼ぎ出す映画ではないと思うんだよな……。映画を「○○すべき作品」とかその手のジャッジをするのは傲慢以外の何物でもないと思うので声を大にしては言いませんが言えませんが。

 会社の後輩なぞは「野郎2人で観に行って泣きました」とか言っていて「こいつらは信用すまい」と心のうちで決意したのですが、若者に刺さってるらしいですね。

 なにがそんなに刺さるの……我々が知らないだけで今の十代は皆一度は他人と中身入れ替わりを経験してるの……?

 ヒットの理由はあらゆるネット記事、ブログで識者の皆様が好き勝手言ってらっしゃるので特に考えるのは放棄。なんとなく「“普通に良く出来た映画”が映画を観ないマジョリティに“大傑作”として受け止められているっぽい」という推論は立つけど、SNSで感想をサーチして色相濁るような思いしながら検証するのも面倒だし。