一昨日、24日から私と長老は暖かい場所、宮古島に行くはずでした。

 

けれども人生というのは、突然方向転換が起こったりするものです。

 

その咄嗟の事態にどう敏速に判断し動くか、、

 

スケジュールの調節に朝の6時までかかり、

なんとか新幹線に飛び乗りました。

 

行き先は山口県。

 

電車を降りた時には、真っ白の世界でした。

 

 
目的は、この12年ほどご縁を頂いている般若寺の福嶋御住職の突然の旅立ち。
 
まだ50歳という若さで、まだまだこれから勢力的に色んなことをされていく方でした。
 
お寺に向かう道のりは雪が降っていましたが、途中から太陽が輝き出し、
雪が降りつつも空が黄金に輝いていました。
 
そう言えば、この日の朝買い物に行き、
御住職のことを考えながらレジで精算をしたら
4444円でした。
 
4のゾロ目が出たのは人生初。
 
何だか、死そのものだな〜なんて思っていると、
クーポン割引をしてくれて
 
値段が3999円に変化。
 
まるで御住職が、サンキューと言ってくれているかの様。

 

 

そして、お通夜は言うまでも無く悲しい対面でしたが

最後にご家族だけになった時に長老が、自分の部族では、

この様な時は、皆で歌を歌うので是非歌ってください。

 

と言うお声がけで、場は和やかになっていきました。

 

マウンテンマウス、マーシーの歌で盛り上がり、

最後に長老もマオリ語で旅立ちの歌を歌ってくれて

皆さんも喜んで下さいました。

 

 

そして、翌日は打って変わって快晴!

 

 

御山はブルーと雪の白と太陽の光で輝いていました。

 

 

そして、境内の彼方此方に御住職の心配りや、

お寺復興の足跡が見られました。

 

 

般若寺さんは、聖徳太子の父である用明天皇の命を受けて、般若姫の為に建立されました。

 

依頼、1400年、90世、歴史の中でお寺さんは世の為、人の為に役立って来ましたが、

由緒正しいお寺も近代の変化の中で運営が難しく、

埋もれてしまったものや、老朽化して朽ちたものを建て直せずにいました。

 

私と長老が初めてお寺を訪れた時は、門も閻魔様のお堂も朽ち果てて、

仁王様、閻魔様とも本堂の中に所狭と並べられていました。

 

それを福嶋御住職が10年間と言う短い期間の中で、

次から次へと奇跡的に建て直していきました。

 

瀬戸内には龍宮があると言われていて、龍宮に繋がる深い穴が海の中にあり、

そこに供物を捧げる儀式をしているお寺さんもあったりします。

 

そして、御住職は敷地を何年もかけて整備しながら、

龍宮はお寺、境内そのものが龍宮ではないか、と思われたそうです。

 

 

その龍宮の西門が出来上がった後に、お寺を訪れた時、

 

閻魔堂の屋根は朽ちていてブルーシートがかかり、

年内には壊れてしまうだろうから取り壊して閻魔堂は無くそうと思う、

と御住職は私に言いました。

 

門を建て直すだけでもやっとで、

そこからさらに閻魔堂を建てる事はかなり難しい事は分かっていました。

 

けれども、門が出来たのにそこの門番である閻魔様がいないのは片落ち、、

どうか、考え直して閻魔様の場所を作ってあげてほしいと、無理は承知でお伝えしました。

 

長老にもお伝えし、私たちが皆でサポートするから建て直してほしい、

と言う長老の強い思いもあって、多くの方々のサポートと、御住職のお人柄ヴァイタリティにより見事にお堂は建立されました。

 

何時も、お寺の為、御山の為、人々の為、家族の為、

そしてドラゴンの為にご自分の全てをかけて働いて来た方でした。

 

そんな御住職の旅立ちのセレモニーは、彼にふさわしく

20名ほど御坊さんがいたでしょうか、

 

重なるお経が心地良くもあり、

御堂を優しく包んでくれました。

 

そして、皆さんの弔辞が涙涙で、

献花の時も触った御住職の手をなかなか離すことが出来ませんでした。

 

 

御寺を再建させると決めてからは、毎朝寒い冬でも水浴びをしていたそうです。

毎日、同じルーティンで生活をしていると、ほんの小さな変化にも気づきやすいと言っていました。

 

そんな御住職は 周りには言わなかった様ですが、

前々から体の異変を感じていた様です。

 

原因は心臓の大動脈解離で、亡くなったのは旧暦の新年にあたる1月22日の18時18分。

彼らしい旅立ちで、1818イヤイヤと言っているので、

また直ぐに転生して世の為、人の為に働いてくれそうですね。

 

(18は観音様の命日だそうです)

 

何時も御住職のことは、同胞の様に感じていたので、暫しのお別れだと思います。

またの再会までどうかゆっくりとお休みください。

 

そして、最後にこんな形ではありましたが、長老に門に立って頂いて、

 

 
ゲートキーパーである閻魔大王の居場所を見てもらえて

 

 

そして、龍神池にお祈りしてもらえました。

 

 

般若姫も喜ばれていることでしょう。

 

毎年5月7日は、この般若姫が眠る観音堂でお護摩が焚かれ、

龍神祭りが行われます。

私の誕生日も5月7日なので、いつかその日に行ってみたいと思っていました。

 

 
2月行われる星まつり
3月の枝垂れ桜の季節
5月の龍神祭り
 
今年の行事は淋しくなりそうですね、、

 

けれども、全国を飛び回って話された「山寺から見えたもの」は、

私たちの心にずっと残って行くでしょう。

 

 

最後の最後に宮古島に向かう飛行機の中から、

2012年にドラゴンスクールを行った周防大島と

その対岸にある般若寺さんの神峰山が見えました。

 

御住職とはさよならですが、

金龍の居場所である般若寺さんは、

これからも御住職の意思と魂を継いで

繁栄していくでしょう。

 

ドラゴン好きの方、

パワースポット好きな方、

是非行かれてください^ - ^

 

 
動画は、2019年に大阪の願昭寺さんで行った、
えびす大黒さんと福嶋御住職とのセレモニーです。
とってもパワフルなお声が素晴らしいです。

 

 

Rest In Peace.

 

 
 
 

 肉体、感情、メンタル、スピリチュアルなヒーリングは

『パラレルワールド』

 

 

『銀龍から金龍へ』

著者:テポロハウ長老&中谷淳子

好評発売中‼️

 

image

 

 

『ワイタハジャパンHP』

ニュージーランドの先住民族

ワイタハのテポロハウ長老の活動を支援しています。