山形の出羽三山、山伏修行を無事に終えて帰ってきました^^

二泊三日と言う短い時間でしたが、しっかりとした修行により、濃くて深い体験となりました


普段怠けている私の体にはかなりキツク、未だ筋肉リカバリー中ですが^^;

魂的には大満足!!精神的には修行前よりほんの少し、自分が深くなっていると感じ、最終日にはもう二度と修行することはないだろう~と思っていたのが翌日には、もっと深い自分を感じたいと思うようになり、二日後には、またやってもいいかな~と思うようになっている(その自分が怖い^^;)


と言うのも、そもそも過酷な修行には興味がなく、どちらかというと普段酷使している肉体を緩める必要があるのだが、昨年からご縁をいただいてる星野大先達に時折関わらせていただいて、自分自身は本格的な修行体験がなく、山伏と言うのを頭でしか説明できないと言うのがどうも解せず。。

自分が体験して感じたものしかお伝えできない私なので、とにかく受けてみようと思い参加した。


結果、わかったことは。。。


山伏とは。。。


3日ほど体験しただけで語れるものは何もないと言う事が分かった^^;


今回、月山を訪れたのは4度目だけれど、登頂したのは始めて。

台風の影響で雨と強風の中の登山となり、とにかくゴロゴロある大きな岩で滑らないように足元を一つ一つ見て歩くのが精一杯。。

周りを見る余裕はこれっぽっちもなかったのだけれど、何度か星野先達はどんな歩き方をしているのか見てみたら、さも軽そうにスイスイ、ひょいひょい、と歩いている。それは、フィンを付けたダイバーが海中をゆっくりと優雅に潜っているのを思い出させた。


そして、私はと言うと。。


初日に羽黒山を歩いていると、始めて履く地下足袋と衣装のせいか、自分が男性的になり怖いもの無しでガニ股で歩いている輩に感じ、持っている杖は木刀にしか感じなかった^^;


そして、雨で水が溜まる月山を濡れながら歩いている時は、自分が河童になった気がして、なんで山で河童??と思いながら河童ってこんな気持ちで歩くのか~と訳の分からないことを感じ^^;


湯殿山を下りる頃には、全身ガクガクで思考も停止し、ロボットのようにガクン・ガクンと歩いている自分が可笑しくてしょうがなかった^^;


そしてそして、そんな中体験した初滝行

寒いのが大嫌いなので、どうなることかと思っていたが、思いもよらず最高の体験となった


先達が言う、滝と混じり、滝を受ける、と言う体験には程遠いが少なくとも滝を感じた

水量もまあまああったともうが、滝の優しさを感じ後ろの岩山の暖かさを感じた

もっと滝を知りたいと思い、20年以上前に出会った滝の聖霊を思い出した


それは、関東にある滝で、そこに辿り着く数百メートル手前にいても眩しすぎて目が開けられないくらい輝いている大きな聖霊が滝の上に立っていた


それから、月山は過去をあらわしていて亡くなった後、ここを通ってあの世に旅立つのだそう。

山頂には東北の震災で亡くなった方々の為に世界中から集まった1万巻の写経が収められている

そこで、前後左右から容赦なく吹き付ける雨風の中、皆でお祈りをした

お祈りをしながら、孤独の中で身動きがとれなくなっている御霊達を感じたので、生きていても死んでいても一人ではなく皆がいるからねと、心の中で何度も叫んだ


大自然の中に身を置いて五感・六感を開けば多くのことを自然は教えてくれる

私達の手も足も体も自然の大地の一部なのだと


今回、とても嬉しかったことがあった。

登山中に滑って膝を捻ってしまい最終日の羽黒山に歩いて登れず、車で山に送っていただいた時、時間が少しあったので本殿前の鏡池の前に立った


ここは、昨年の春にワイタハの長老や星野先達、音楽家の岡野氏、そしてツアー参加者の皆さんと祈りのセレモニーをした所で、その時に長老の最初のご先祖様がニュージーランドの川から拾ったという小さなグリーンストーンを奉納した場所でもある。

その石を旅の途中に私が預かって身につけていたのだが、その石の波動が水底から広がって水面から周りに、そして空の方に広がっていくのを感じ、とても優しい振動に包まれた


至福のひと時をありがとう・・・


そして、生まれ変わりの儀式を終えて無事に修行が終わった私達は恒例の宴に突入~^^



まずはお決まりの祝い酒^^



こんな大きな大杯見たことがない!

一升入ります^^;




何日も前から奥様が準備してくださった精進料理は最高!!!



翌日が誕生日と言う息子も参加し、一緒に再誕生^^

修行中は話すことがなかった息子とこの後修行話に花が咲く~^^



総勢22人、修行を共にした14歳~70歳までのお仲間

皆と共にいたからこそ出来た修行です

ありがとうございました!!


そして、星野大先達

山のように深くて広い先達に導かれて私達は幸せ者です

日本の山伏が大昔から大地を守ってきてくださったおかげで今の豊かな自然が保たれていると思います

先達が言うように自然の中にパワーを吹き込むのは人間の祈りだと言うとおり、純粋な祈りがあるところに光あり、光あるところに命あり。。


感謝・合掌