5月8日の父の三十三回忌の法事の為に帰省した。

最後の法事。

体調は大分よくなくて、

行けるかどうか危ぶみながらの帰省。

 

7日8日の二日間。

ずっと痛みが強いなか、何とか旅を終えそうだったが、

新幹線で東京駅迄ついた後、

家まで帰る間に体中が捻れて

歩くのも大変になってしまった。

 

余りよい父親ではなかった父。

比較的若く、50半ばで急死した。

数か月前、父の年を超えた。

 

亡くなる少し前、父は鉄線(クレマチス)の鉢を買ってきた。

なので毎年鉄線が咲くと、父の命日が近いな、と思う。

そのころはまだクレマチスと言われることは無かったし、

今でも、凛とした感じのする「鉄線」という名前が好きだ。

 

 

 

 

 

長い間の家族の歴史の中、関係の良くない実家の家族。

親戚も、三十三回忌ともなれば縁の人も数が減り、

集まる人数も少ない。

 

主催は長男である弟だが、

今は悪い所はないけれども

3年弱ぶりに会ったらすっかり痩せてしまって

一人暮らしでもあるので心配が募る。

一昨年くらいに胸腺と肺のがんの術後5年も過ぎたんだけど

痩せたのもあるしひと回り小さくなってしまった。

体調が思わしくないので

仕事も3年前位に辞めてしまっている。

 

会いたかった義理の叔母にも会えて、嬉しかった。

その長男の私の従弟は

高校生の時に大きな事故にあい、

おしりの辺りから片足を失い

10回以上もの手術を乗り越えて命を取り留めた。

もう治ったが、手術の輸血の為、肝炎にもなったと言っていた。

病院で知り合った看護師の奥さんと結婚して子供も持った。

でも多分入り口は鬱か何かだったと思うが、

次第に体調も悪くなり、外にも出なくなり、

50歳で退職した。

 

その従弟の近況を聞いたが、変わらず家にこもりきりで

体調も良くない様子。

「薬を飲んでますか」と聞いたら

「たくさん飲んでる」と。

身体の為の薬もあると思うが、

多分鬱の薬や、ベンゾジアゼピンもたくさん飲んでると思われる。

だけどおそらくもう何十年も飲んでいる。

前も少し考えたが、看護師である奥さんに、

ベンゾの害の事を話そうかとも少し思うんですが、

これは本当に悩ましい所。

たくさん飲んでいる内、減らせる薬もあるんじゃないかと思うけれど、

中途半端に教えることは出来ないし、(かえって危険もある)

義父母の減断薬時にしたように、私が伴走できる訳でもない。

(ゆっくり減らさないといけない、位の事は言えたとしても。)

本当にどうしたらいいのか・・・・という所です。

心が痛みます。

 

そして前回記事に書いた婚家の義理の姉の肺がん。

食欲が本当にないという事で、激やせしてしまっていました。

何か投薬の関係上で、虫歯がある歯は全部抜かないといけないと

言われて抜いたそうで、歯が減って

上手く噛めないという事もあって

食欲がないようです。

兎に角歯を治して、何でもいいので食べて体力をつけないと。

一人息子とそのお嫁さんが、

義姉が食べたいと言うものは何でも買ってきて、

料理したりしているそうです。

良くなって欲しいです。

 

 

他の親戚は元気にしているようで良かったですが、

自分の不調と、皆の近況を見聞きして

色々と気掛かりなことが多く、気持ちが上がりません。

でも、とりあえず前々からお参りしたいと思っていた

最後の法事に参加できて、それは良かったしホッとしています。