冬です( 'Д`)

空気の乾燥が酷い中
流行に乗ってしまいインフルエンザになりました(>_<)

断食の様な数日

まだ元気ですが
更に歳を取っての一人暮らしだと
ガチでヤバイなと思いました(>_<)




さて

前回  は蛇の目傘の種類でした( 'Д`)

蛇の目傘の骨を使って
などと書いたのですが

いや
何が違うん?

と、少し疑問が出るのではないか?
などと思ってしまいました(^_^;)


で、蛇の目傘とは?


こんな傘たちのことを言います( 'Д`)
 


僕らがよく言う  蛇の目傘は

骨細く繊細で
骨数も多く
傘を閉じた時の握りは細く
柄は細く
漆で塗られ
手元轆轤も漆仕上げ
籐巻きが施され
持ち手の下には石突と言う金具
小骨は黒や茶、紫などで染められ
時に親骨も染められる
傘の骨上は漆を施され
傘の内側 小骨には 糸飾りが施され

ヘビの目の様な同心円状に色が分けられた傘


てな事でしょうかね?(^_^;)


殆どの人が
なんとなくしか和傘を知らないので

和傘 = 蛇の目傘 = 番傘
とか全てを同じと思ってます(^_^;)

番傘を見て蛇の目傘と言ったり
反対も然りですや( 'Д`)

番傘の特徴はまた後に語るとして
 


上に書いた特徴の傘を
傘屋としては蛇の目傘と読んでます( 'Д`)

まあ
産地によって考え方や工法が異なるので
太い蛇の目傘も産地によって存在します
これはその土地の気候風土によるかと思います( 'Д`)

が、今回は細い岐阜の傘を基本として考えます( 'Д`)
(これは全国の傘材料供給も古くから岐阜が行なっていた事も考慮しての事です( 'Д`))


で、
今回は

最後に書いた

  蛇の目の様な同心円状に色が分けられた傘

です( 'Д`)

 
前にも書いた

4、5、その他
切り継ぎや一色張り
他にも 月奴 など

蛇の目傘の骨を使うので
俗称 蛇の目傘
と、呼ばれるものたち( 'Д`)

なかなか謎です(>_<)


戦前頃には蛇の目傘の中に諸々が入れられてます



ここで同じ骨を使ってるかと思っても
紅葉傘だけは昭和中頃までは別枠です( 'Д`)


この  紅葉傘

写真はうちの商品なのですが
厳密にはうちのは青紙が大きく作ってます(^_^;)

本来の紅葉傘は中節より上が青紙になります( 'Д`)

この紅葉傘の青紙部分を萌黄にしたもの
前回も書いた 「女蛇の目傘」ってのは
どうもこれっぽいんですよね( 'Д`)

同心円やし( 'Д`)

ここら辺は長くなるので別枠で( 'Д`)



で、通常の蛇の目傘に戻せば
{C43B7D2C-15CE-4909-AA52-B677874F616D:01}
いつからか
こちらの 中入り が
基本的には蛇の目傘と呼ばれてます( 'Д`)

なので
本来の蛇の目傘であったであろう
二つ切り(助六) は 
俗に、助六 と呼ばれます( 'Д`)

時代によって流行りなどで主流が変わったのですかね( 'Д`)

へそ曲がりなわたくしは
基本の蛇の目傘は 

助六 タイプを作ります(笑)
 


分かりやすい
蛇の目傘の特徴と言えば
  傘の内側 小骨には 糸飾りが施され
ってのもありますが
これは番傘以外の特徴でもあります( 'Д`)
(※例外として金沢の番傘は糸かがりが施されます)


この糸飾り(糸かがりとも呼ぶ)

何故施されるのか?
って所ですが

骨が細いから補強の意味もある  
って理由を言う人もあるけれど
大きな野点傘にも施されます( 'Д`)

古き資料では
五色の糸飾りと言われます( 'Д`)

簡易の物や
最近の物などは
単色の物も多く見られます

糸の掛け方なども様々
産地によっても違います

絹糸を使ったり
綿糸を使ったり
それも様々だったりします( 'Д`)

て、言い出したらキリが無いので
その辺りも
またそのうち(^_^;)
 
ちゃんと脳内を纏めときます(>_<)

 

とりあえず

簡単な蛇の目傘の見分け方


傘を閉じた時には細く
柄は漆で塗られ籐巻きで石突きが付き
小骨には 糸飾りが施され

ヘビの目の様な同心円状に色が分けられた傘

 

て、事で( 'Д`)




色々と書こうと思うと
どんどん長くなり終わりません(>_<)

とりあえず
今回はこの辺で(^_^;)


落とし所が見つからない(>_<)