新しく

テーマを作ってみました( 'Д`)

 
和傘はけっこう昔から作られてます( 'Д`)

って不確かな感じで言うのも
明治期以前の和傘は現物が残ってないのです( 'Д`)

もしかしたら何処かに残ってないか?
と、探せどもなかなか見つかりません(>_<)


資料と言えば
幕末辺りから残る写真たち
それ以前は浮世絵などの絵画となります( 'Д`)

 
和傘の浮世絵と言えば

歌川一門や諸々の絵師さんが描かれてますが

第一回目は
葛飾北斎を( 'Д`)

東京出張だったのですが
とても興味深い物を見つけました( 'Д`)

 
すみだ北斎美術館 絵葉書より

葛飾北斎 
諸国名橋奇覧  東海道岡崎 矢はぎのはし


今の愛知県岡崎市
岡崎城下の橋らしいです( 'Д`)

気になるのは
橋の下の傘たち



最初は
奥の陣屋?の所の家紋の幕が張ってあり
的当てをして居るし
橋の上は大名行列が見えるし( 'Д`)

てっきり
この大名行列の陣屋かと思って
そこの藩の家紋かと思ってたのですが

どうやら この家紋は
ここの版元  
栄寿堂の山型に巴紋の家紋で
馬喰町2丁目は、その店の有った場所
の事らしい( 'Д`)

北斎の他の絵にも
この家紋が描かれてるので気になってたのです( 'Д`)



て、事は
この奥は何処其処の藩と言う事はなく
矢場って事ですかね( 'Д`)

大名行列の真下で的当てしてるって…
大丈夫なんやろか(^_^;)

 

さて…

てな事で

この傘たちはなんぞや? と( 'Д`)



思うに( 'Д`)

和傘は
竹骨に和紙を張り、
油を引いてから防水の雨傘になります

で、
その油は天日に干して乾燥させ

この工程を 傘干し や 天日干し
などと言います( 'Д`)


こんな感じです( 'Д`)

これは半開きにしてますが
干し方は地方によって異なります( 'Д`)

全開で砂浜や河原、田の畦など地面に刺したり
半開きで地面に刺したり


これは
竹筒に傘を差し込んで干してます( 'Д`)

竹に刺した長い物だらけだと
伊勢参りの物かとも思ったのですが




川沿いなどの開けた場所は傘干し場なども多かったので

もしかしたら
葛飾北斎の時代(天保年間(1830年頃))
の傘干しの風景かもしれません( 'Д`)


とか諸々と考えながらの美術館巡り

和傘って面白いですや( 'Д`)