玉三郎さん | 和太鼓奏者!篠笛奏者!邦楽器アーティスト”友永綾美”ブログ

和太鼓奏者!篠笛奏者!邦楽器アーティスト”友永綾美”ブログ

女性篠笛奏者、女性和太鼓奏者として全国で活動を続け、作曲・作詞・プロデュース・舞台構成や演出も手掛ける、名古屋出身のアーティストです。


11/23に、望月さんと打ち合わせがあったため、
またまた守山市民ホールへ行って来ました!
三回目にして初めて写真が撮れました(笑)

大変綺麗な感じの立派なホールです。

今回は初めて電車で行きましたが、近いですね~(*_*)
まぁ、名古屋から京都でも40分ちょっとで着くわけですから
日々、演奏で車移動が常の私達は感覚が麻痺しているかも知れません(^-^;

さて、この日望月さんは守山市民ホールで開催された、
坂東玉三郎さんの公演で現場入りしていたため、
公演も見させていただきました!

素敵でしたよ~(^○^)
最後、幕が降りてからの、カーテンコール(ご挨拶シーン)は
凄く良かった!!

勉強になりました~!!


色々な部分で演出され尽した世界(舞台)だから、『別世界』なんだなと改めて感じます。

やはり私達も和太鼓や邦楽器という楽器奏者で、
一般的に『伝統』的なイメージを持たれます。民族楽器とでもいいますか。

和楽の大太鼓もオーラ放ってますし(笑)、
例えステージ内容や曲が伝統じゃなかろうが、
人々が和太鼓や邦楽と聞いて期待する物は
ありますからね。

衣装なんて解りやすいひとつでしょうし。


いくらラフとか今時だからとか言っても、
あまりにカジュアルだったり、
バンド系?みたいな感じの格好で
和太鼓を打つスタイルは、
やはり『和太鼓を使ったバンド』になってしまいがち。


私自身、ソロや指導先のサポートでは、軽装、洋装もしますが、
やはり、洋装であれ、日常すぎてはいけない、

という役割を担っていると思ってるんです。

好みはそれぞれですから、ラフな普段着感覚が好きな方もいると思いますが、
総合的な演出のひとつでもある衣装の役割は大きいですね!

私達も、舞台に立つ以上、夢を与える側なんだという意識を

必ずどこかに持ち続けながらも、
様々なシーンの中で、
そのオンオフや多面性等を求められる、

そういう職業なんだと再確認する機会が多々あります。


和楽の様な、ちょっとビビるくらいの風格を放つ太鼓が舞台にセットされれば、
それだけでひとつの別世界が広がります。

どうも和楽の太鼓(特に大太鼓や長胴)は
ハッピなどが似合わない(^-^;

作っていただいた太鼓正さんのセンスも素晴らしいですね!


和太鼓は、身近で土着的なイメージもまだまだありますが、
それを仕事として、舞台に上げるとなれば、音は勿論の事、風格も大事なのよ、と
言わんばかりの存在感。


仕事先でも『男性沢山いますから力仕事の手は任せて下さい!

一人一台、楽々です!』
なんて言われますが、
いざカバーから顔を出した太鼓を見ると
まるで美術品や芸術品を触るかのように一瞬躊躇し、
皆さん二人一組で丁寧に扱いますから

(笑…一人一台は、違う意味で怖いのでやめてほしい…と思う私達からすれば好都合のリアクション)

話はそれましたが、とにかく、
楽器も道具も照明も衣装も、
そしてパフォーマンスする人間も、
全て、世界を作り出す要素のひとつなんだという、
そんな再確認をしみじみ感じる事ができた一日でした。