まずは、御挨拶から…。
皆様、今年も宜しくお願いいたします。
今年は新しい出来事が起こる予感がしますね★
^^v
さて、今日は私のネタ帳(?)をお見せしましょう*^^*
曲の譜面を起こすときや、舞台コンテ、曲作り…
全ての作業においての第一段階、いわゆるアイデアメモや、
下書きなどが詰まっている私のノートです。
たぶん、私にしか解読できません。
まず↑の写真は、『荷方節』の踊りを作るためと笛のメロディーを拾う時に作業。
①『V』の字がいっぱい並んでいるだけなんですが、
これは、まず踊りを作るため、
一曲でまず何拍あるかを、テープを聴きながら『V(これで2拍という、友永の記号)』で
追いかけていきます。
②その後、繰り返し音源を聞き、1番、2番、前奏、間奏…などの区切りをマーキングし、
特にアクセントの付いている部分やポイントになる部分をマーキングします。
③最後に曲を聴きながら、記号を見ながら、おおまかな踊りのポイントを作るのです。
そして、笛のメロディーを拾う作業がこちら
これもテープを繰り返し聴きながら音を書いていくんですが、スロー再生できないので、
止めては繰り返し、止めては繰り返し…しながら、数字を書いていきます。
①写真のように『ド~ドレ~』のように書くこともありますが、数字で書いた方が断然早いので、
とにかく数字を書いて追いかけます。
②一通り書き終えたら、また繰り返し音源を聞きながら、
音符の長さや、アヤをつける部分を始めとする部分を付け加えていきます。
③完璧に音源を採譜できた頃には、何が書いてあるか解らない位になっています。
また、今日はやけに頭が冴えたので、三味線の譜面起こしをしてみました。
①津軽系の曲は早いので、とにかくテープがちぎれるかと思うくらいリピートを繰り返し、
正確に数字を書いていきます。
②私なりの記号で、音譜の長さやフレーズの弾き方表現などを付け加えていきます。
③完璧に採譜できたら笛と同じく、楽譜に書き直します(清書)。
↓
ほとんどの邦楽(民謡や三味線)は4分の2拍子が多いので、
あとは小節を区切りながら、余分の1拍を見つけます。
これを見つければ非常に全体がクリアに見えてきます。
★できあがり★
三味線を弾かない人間にとって、三本の弦から出てくる音を、しかも
聴いただけでは拍の区切りがわかりにくい津軽系の曲(じょんからとかネ)を、
きっちり太鼓をあわせようとするのは大変な作業。
しかも採譜するのは至難の業。
今までも一緒にセッションしていますが、
実は『ここはどこで区切っているわけ?』とか、
『何となく』通り過ぎていた部分もありました。
何故かと言うと、どの楽器でも一緒ですが、
奏者や流派によって微妙にアレンジされていますし、
即興セッションでは奏者の気分でアレンジが出てきます。
やはり、ピタッと決まった太鼓を打ちたいですから、完璧に理解したい!!
更に、今の時点では頭の中に流れとしては理解されているから、
わざわざ採譜までしなくても良かったのでしょうが、
友永はこの曲を使ったある試みを考えているため、
どうしても完璧コピーしたかったのです。
『三味線習いに行けば早いんじゃない?』
そのとおりです!
だから音楽家は、他の楽器を理解するために自分が習いに行っちゃったりするんですね★
今は他の楽器をこれ以上詰め込む余裕が無いのですが、いづれ習得したいと私も目論んでいます。
とりあえず今日は3ページにも及ぶ三味線の曲を、
見事、五線譜に書けたことで達成感に浸ってしまいました。